【漫画】うつ病で休職後は「恥ずかしい。逃げるようで情けない」→今では「休職して本当に良かった」と心から思えているワケ【漫画家に聞いた】

漫画「うつ逃げ」より

SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん( @naonyan_naonyan )。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。ウォーカープラスで連載中のコミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間をお届けする。今回は、絵本作家として自ら絵を描くことを決意したなおにゃんさん。そしていよいよ会社に退職届を出しに行く。


「でももうやるしかないし…」絵本作家になるために会社を辞めたなおにゃんさんが行き着いた『伝わる絵』の描き方とは?

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「絵本作家になろう」という決意を胸に、休職していた会社をついに辞める時がきたなおにゃんさん。漫画ではあっさりと描かれているシーンだが実際は、「長らく休職していた気まずさや、みんなが腫れ物として自分を見ているような気がして、とにかくこの場から早く消え去りたいと思っていた」のだという。その時の自分を振り返り、「いっぱいいっぱいだった」と話すなおにゃんさんは、誰にも挨拶できずに辞めてしまったことについて「申し訳ないと後悔しているけれど、その時の自分にとっては仕方なかったのかな?とも思う」と教えてくれた。

退職後、なおにゃんさんは絵本の企画が通り、2014年には念願の絵本を出版することとなる。しかし、それに至るまで本格的に絵を描いたことがなかったというなおにゃんさんは、自身の絵の描き方について次のように話してくれた。

「自分の場合、いわゆる芸術的なすごい絵は描けないので、とにかく相手に『伝わる絵』を描こうと意識しました。『りんご』が『りんご』だと分かるなら、それで問題ないんじゃないかなと。『伝える』ことが一番難しいので、伝えようという気持ちで、今も一生懸命絵を描いています」

『伝える』ということを意識して描かれた絵本、その見本が手元に届いたときの気持ちを訊ねると、「とてもうれしかったです。表紙がピンク色のパフェの絵本だったので、すごく可愛くて部屋に飾りたい気持ちになりました」となおにゃんさんは話す。自らの手で夢を叶えたその先にあるものとは何なのだろうか、今後の展開にも注目していきたい。


取材協力:なおにゃん(@naonyan_naonyan)

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