「人の親として問題ありません」→子どもが親を審査する社会に?子どもを持つのに免許が必要な社会を描く「星屑家族」がSNSで大反響【作者に聞く】

「『人の親』として問題ありません」とスタッフに報告する主人公のヒカル画像提供:(C) 幌山あき/KADOKAWA

学生時代に二次創作漫画を描いたことがきっかけで、漫画家として活動中の幌山あき (@porosanba) さん。2023年にX(旧Twitter)にて公開された 創作漫画「星屑家族」 は2.8万いいねを獲得し、子どもを持つことが免許制になった社会を描いたユニークな作品だ。本作を描いたきっかけや裏話しなどについて、幌山あきさんに聞いた。

「子どもが欲しい」と願う夫婦の元に訪れるのは子どもの審査官!?

「星屑家族」1-1画像提供:(C) 幌山あき/KADOKAWA

ヒカルにご馳走を振る舞う審査対象の夫婦 1-2画像提供:(C) 幌山あき/KADOKAWA

1-3画像提供:(C) 幌山あき/KADOKAWA


扶養資格適正審査官として働く子どもの主人公ヒカリは、審査対象となる夫婦の元を訪れ、子どもを扶養するために必要な「余裕」があるかどうかを確認し、適正基準を満たしているかどうかを審査している。そんななか、基準に達しないと判断され続けている夫婦の元へ足を運ぶことになったヒカリは……と物語は展開していく。

本作を描くきっかけについて作者の幌山あきさんは、「ニュース番組を流し見していて、『コロナ禍でペットレンタルが人気』という特集をみたことがきっかけです。実際にペットを飼育できるかどうか判断するために、まずはレンタルしてみるというサービスだそうです。その特集を見てなるほどと思いながらも、『その判断材料とされた動物達の行末は?』という疑問を感じたことで本作を描こうと思うに至りました」と教えてくれた。

本作は、現実ではありえない状況を通じて、親子の絆や家族の意味について深く考えさせられる作品。幌山さんは、「主人公ヒカリの内面の変化に注目してほしい。親というものの本質を、日々思考しながら漫画を描いています。恐らく、永遠に分からないだろうと思っています」と語る。ヒカリが審査で訪れる夫婦たちとの出会いや交流を通じて、どんな経験をしていくのかを是非読んで欲しい作品だ。


取材協力:幌山あき(@porosanba)

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