「オレを嫌いな人はオレも嫌い!!」アニキの名言で元気が出る!考え方を変える!?悩み落ち込んでしまう人へ【著者に聞く】

人の声に落ち込んでしまったら…。「オレを嫌いな人はオレも嫌い!」アニキの名言で元気が出る画像提供:(C)コハラモトシ/日本実業出版社

自信が持てなくて前に進めなかったり、相手に嫌味を言われたり、人間関係がうまくいかなかったり…。生きているといろいろな悩みやストレスを抱え込んでしまう日もあるだろう。1人で落ち込んでしまう前にポジティブな気持ちになれる、ビジネス書・コハラモトシさんの「一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ」(日本実業出版社)を紹介しよう。背中を押してくれるような言葉とともに、クスリと笑える漫画付きで気持ちがスッと軽くなる一冊だ。今回は、著者のコハラさんに本書に込めた思いを聞く。


自身の短所に目が行き、落ち込んでしまう。短所は長所に考え方を変える

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「オイラ、記憶力が悪いのも短所なんですけど」と悩んでいる、シャテイヌ。しかし、アニキは「直さなくていいだろ」ときっぱり言う。「忘れやすいってことは、嫌な記憶も残りにくいから、ストレスを溜めないし…。忘れる力は長所にもなりうる!」と、考え方を変えるマインドを教えてくれた。どんな気質も良い面と悪い面が両方ある。良い面を利用し、長所に変えればいいんだよと言う。

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次に「自信を持つのはどうしたらいいンスかね」と落ち込んでいる、シャテイヌ。人は成功体験で自信が生まれるもの。「そんな簡単に手に入る方法なんてないッスよね」というシャテイヌにアニキは「身なりを変えろ」とアドバイス。かりそめの自分で前向きに行動できるなら、それでいいという。

本書は「落ち込んだ時に見返す」「背中を押してくれる」とSNSで大反響の漫画「アニワル」が、より具体的な解決策を書き下ろして、2024年9月6日に書籍化した。「メンタルを強くしたい」「人から言われたことが気になる」などの悩みに対し、コハラモトシさんの考え方が書かれているほか、アニキが強烈なエールを送ってくれる。

ポジティブは生まれつきの“気質”ではなく“スキル”だとわかった


――まずは本作の制作の経緯を教えてください。

生きやすくなる考え方や前向きになるメッセージを伝えている「アニワル」という漫画を描いているのですが、それを担当の編集者さんが見てお声がけいただいたのがキッカケです。「一人反省会をしがちな悩みやすい人に向けて、心を軽くするような本を作りたい!」という想いで企画がはじまりました。

今回の本「一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ」はビジネス書なので、「アニワル」で描いた漫画の内容を、文章で具体的に解説した本になりますね。ぼくの経験から得た学びや考え方を、実用レベルまで落とし込んで伝えています。

――コハラさんが、何事もポジティブに捉えられるようになったきっかけはありますか?

ありがたいことに、今のご質問のように、ぼくは「ポジティブな人」と見られることが多いです。でも、ぼくが子どもの頃はネガティブで、常に悩みや不安を抱えて生きていました。そんな自分を変えたくて試行錯誤するなかで、「ポジティブは生まれつきの“気質”ではなく“スキル”」だとわかったんです。ただ、そのスキルもメンタルが病んでいたら使えず、ネガティブ思考になりがちでした。

その経験から、スキルは“枝葉”でしかなく、“根っこ”の部分であるマインドを変えることが大事だと気づきました。マインドを強く育てることで、スキルが活かしやすくなり、メンタルも保てたりできます。そのマインドがあるからこそ、「 パワハラをポジティブに受けとるヤツ 」という謎のポジティブ漫画も描けるワケです(笑)。

――「自信を持ちたい」「悪口を言われてつらい」など、人生で立ち止まったとき手にしたい本ですね。本作のこだわりを教えてください。

素敵なお言葉をありがとうございます‼まさに、そうした「つらい時や苦しい時に前向きになれる本にしたい!」と想って書きました。人は「何をいったか」ではなく、「誰がいったか」で判断することが多いです。ぼくはメンタルや心の専門家ではないので、知識を教えるのではなく、“寄り添いながら応援する本”を目指しました。

ぼくやアニキ(本のリスのキャラクター)のキャラクター性は、その方が響きやすいと考えたからです。それもあって、今回の本は、できるだけ難しい言葉や専門用語を使わないようにし、「読みやすく」を意識して作りました。つらい時や苦しい時は、長い文章や難しい内容は入ってこないので、漫画だけ見ていただいても大丈夫です!この本が、前向きになる力になれたら嬉しいです!

――元気(エール)を送る側も元気でないといけないと思いますが、コハラさんはどのようにメンタルをうまく保ってますか?

元気がないと前向きな発信はできないし、説得力も出ないので、まさにそこは重視しています。ぼくの場合は、ファンの方や読者さんからいただいた素敵なファンレターや嬉しいコメントなどの応援の力が“メンタル回復アイテム”になっています。

創作活動含め、なにかしら発信をすると、悪口を言われることがあります。みんなが共感できる発信は無理なので、批判や嫌な感想は出てくるし、人格を否定するような誹謗中傷をぶつけてくる人もいます。

SNSで発信すると悪口に触れる機会が増えるし、そうしたことがつらくて発信をやめてしまう人もいます。悪口の攻撃力は、褒め言葉の回復力で相殺できないくらい強かったりするので、どんな褒め言葉をいわれても、1つの悪口で気分が台無しになることがあるんです。そうした時こそ、ぼくのように大量の”メンタル回復アイテム”を持っておくといいですね。これに関しての詳しい内容については、 note で記事にしているので、よければ読んでみてください。

――「悩みに対処する方法32」は、どのように選んだのでしょうか?

今回の本では、誰もが悩みやすいテーマを選びました。ぼくも悩みながら対処してきたものでもあり、その経験から得た学びや考え方を書いています。特に、タイトルにもなっている「一人反省会」は想い入れが強く、悩んでいる人が多いテーマだとも感じています。

「一人反省会は、自分を鼓舞する“一人激励会”に変えよう!」と本では伝えているように、物事は捉え方や考え方で大きく変わります。「考え方を変えれば人生も変わる」ということを伝えたくて選んだのが32のテーマになります。実は、多く執筆しすぎて、本に入れられなかった内容もいくつかあるんです(さきほどの「メンタル回復アイテム」もその1つ)。泣く泣く外した内容は、noteなどで公開しているので、試し読みとして読んでいただけると嬉しいです。

――読者にメッセージをお願いいたします。

今、悩みがある人に伝えたいのは、「あなたは、真剣に自分と向き合って立派!」ってことです。人は、どうでもいいことや興味がないことは悩みません。何も考えないし、テキトーに決めます。悩みがあるってことは、真剣に自分と向き合っているからです。悩みは悪いことじゃなくて、その悩みで生きづらさを感じるかどうかは、対処の仕方次第なんです。そんな、悩みの対処の“方法”を書いたのが「一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ」です。悩みや不安を完全に消すことはできないけど、対処して軽減することはできます。悩みは、一生懸命の証です!つらくても苦しくても、一生懸命に生きているあなたは立派です!悩みだらけだったぼくでも生きやすい人生にできたので、あなたも大丈夫!


本書は「それができたら苦労しない」とわかっていても、さらに落ち込んでしまう”悩みの無限ループ”にハマってしまっている人におすすめしたい。32の悩みには、「人脈の作り方」や「やりたいことが見つからない」など、人生の生き方にも追求。実用書ではあるがイラスト多めで、疲れたときは漫画をさらりと読むだけで気持ちが変わってくる。

取材協力:コハラモトシ(@kohara_motoshi)

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