「散歩をしなくていい」「しつけがいらない」鳥さんはペットとして飼いやすい?暮らしの中に潜む鳥さんにとっての危険【作者に聞く】

「トリ扱い説明書」より

コロナ禍を経てペットの需要が高まっている昨今。特に小鳥は見た目のかわいさと、「散歩をしなくていい」「犬や猫と違ってしつけがいらない」など手軽に飼えそうなイメージもあって、人気を博している。しかし、「鳴き声が大きい」「問題行動を起こすためトレーニングが必要」といったケースもあり、「思っていたのとは違う」との理由から、手放してしまう人もいるのだとか。

ウォーカープラスでは、小鳥を飼いたい人や飼い始めたばかりの人に知ってほしい知識や注意点を伝える「トリ扱い説明書」をスタート。3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん( @sinamomomomo )の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、わかりやすくお届けする。
今回は、暮らしの中にひそむ鳥さんにとっての危険について。何気なく使っているものや観葉植物が、取り返しのつかない事態を引き起こすことも。


日常のあれこれが鳥さんにとっては危険!?鳥さんにとって安全な日常生活を送るために

「暮らしにひそむ危険な事」1/18

「暮らしにひそむ危険な事」2/18

「暮らしにひそむ危険な事」3/18


「トリ扱い説明書」の作者である鳥野ニーナさんは、鳥さんとの日常生活において特に注意すべきなのが金属中毒で、元気がなくなる、吐く、フンが濃い緑色などの症状がある場合は、すぐに病院へ連れて行く必要があるという。鳥さんは好奇心いっぱいで何でもかじって味を確かめるため、家の中で放鳥する際や、鳥さんの身の回りのものに金属類がないか注意が必要である。

また、タバコや香水などの目に見えない「気体」も鳥さんにとっては危険で、殺虫剤や蚊取り線香も使うことができないそうだ。

実際に、日常生活が原因で病院に運ばれてくる鳥さんの事例について「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生は、「漫画でも描かれた金属中毒は、一番多くみられる事故で、特に鉛や亜鉛を飲み込んでしまうと、激しい症状が出ます。たくさん飲みこんだ場合や治療が遅れた場合には、命を落とすことも。主な原因はカーテンウェイト、陶器の釉薬、一部の塗料、アクセサリー、錆びた亜鉛メッキのケージなど。キッチンや窓周辺で遊んでいて発症することも多いです。発症した鳥さんの飼い主さんは『誤食の心当たりはありません』とおっしゃる場合が多いため、ながら放鳥は絶対にしないようにしましょう」と注意喚起をした。

料理中や食事中に鳥さんがやけどをして運び込まれるケースも多数あるため、料理中や食事中は絶対に放鳥せず、料理中は鳥さんをキッチンから遠ざけて、必ず換気しながら行う必要があるとのこと。

他にも、知っておくことで防げる鳥さんにとっての日常に潜む危険について、是非本編をご確認いただきたい。


取材協力:鳥野ニーナ(@sinamomomomo)、「森下小鳥病院」院長・寄崎まりを先生

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