【ホラー漫画】霊を取り込んで超クリーンな屁として排出…?「人間とは何か」「命とは」を考えるホラーヒューマンドラマに読者も興味津々【漫画家に聞く】

拝み屋の母を持つ神田暁は、視えないものが視えた。とあるイベントで出会った字書き師の背後には、彼女に執着した影が視えて?6.4万いいねがつく、イータ(
@378tkm
)さんの「イベント後にアフターしたらとんでもねぇことになった話」を紹介するとともに本作の制作秘話を聞いた。
あえて能力だけで脳筋アタックするようなお祓いがこだわり



作者のイータさんは、幼い頃から漫画家なりたくてさまざまな漫画を描いていた。そして大人になって、「暁というキャラクターを思いついたのがきっかけで、このシリーズを作っています」と話す。Xで6.4万いいねがついたことについて「予想以上でしたが、多くの人に読んでもらえてとても幸せでした」と振り返る。
本作について「毎回毎回ド派手なアクションシーンや仰々しい使い魔がでてくるものではなく、ファンタジーと現実の間にあるようなホラーを目指しています」と話す。さらに、「呪文が唱えられない能力者って面白いよなぁと思い、あえて能力だけで脳筋アタックするようなお祓いがこだわりです」と教えてくれた。そして、見どころは「魑魅魍魎を通して『人間とは何か』『命とは?』を考える、ホラーヒューマンドラマです」と語った。
主人公、神田暁の「視えるものを祓う」力は除霊というより浄化しているように見える。その点について聞くと、「彼の能力で、体内で悪いものを綺麗にして、超クリーンな屁として排出されます」と衝撃の事実を告白。続けて、「実は暁は人知れずスカしっぺをしています。無音無臭なので誰も気づかないのです。真剣な設定です」と、本作の舞台裏を明かしてくれた。
また、もともと拝み屋シリーズだったのかについて、「実は親子二世代にわたる構想で書いています」と明かしてくれた。そして、神田暁の生い立ちや彼を取り巻く環境などが気になってくるが、キャラクター設定について、「いっぱいあります。描ききれないほどです。制作予定はもちろんあります」と教えてくれた。
これからの展開について、「実は17歳の高校生で『拝み屋一族の次期当主』というスタンスだったんですが、最新話から当主になり歳も20歳にマイナーチェンジしているんです。その話を書くのをすっかり忘れていたので、次の話で彼が3年間でいかに進化したか、書く予定です」と語った。
Xで話題になり、たくさんの感想が寄せられた本作。まだ読んでいない方は、ぜひこの本を手に取ってほしい。
取材協力:イータ(@378tkm)