「自分よりデカい女はムリ」高身長女子の悩みに共感!「そろそろ女の子が高くてもいい時代になるよ~」の声も【作者に聞く】
本作のヒロインは早乙女さくら。世に言う「高身長女子」だ。早乙女さくらと樋野武志は幼なじみだったが、いつの間にか彼女だけがすくすくと成長していき、中学3年生となった現在、早乙女さくら172センチ、樋野武志152センチという大差がついていた!

卒業を控えた2月、さくらはサッカー部の岡野くんと仲良くなり、校内では「付き合ってんじゃね」という噂が立つのだが…。ある日さくらが大粒の涙を流しているところに、武志が遭遇。理由を聞くと、さくらは「身長とかもうどうしようもないね」と泣き笑いするのだった。さくらに一体何があったのか!?

読者からは「そろそろ女の子の方が高くてもいい時代になるよ~」の声も。本作「頼むから見おろすな」を描いたのは、小学館の「新人コミック大賞」で佳作を受賞しデビューを果たした杏乃(@sakana32929)さん。その後、読み切り作品やゲームのコミカライズ、小学館の「ベツフラ」での連載を次々と担当している人気漫画家である。杏乃さんに本作について話を聞いてみた。

――高身長女子をヒロインにした漫画を描こうと思ったきっかけは?
もともと“幼馴染設定”が好きで、子どものころは同じくらいの背丈でも成長すると男の子の方が背が高くなることが多い。でもそうではなかった場合、どうなるのか!?…というところと、後半に出てくる階段のシーンが描きたかったからです。
――2024年はSNSで「デカ女」という言葉が流行してデカ女ブームも巻き起こりましたが、日本では古くから「小さい=かわいい」の方程式が根強いですよね…。
そうなんですね…!小さくてかわいいのもいいですが、大きくてかっこいいのも私はとても好きです!

現在、「わたしの隣のヤンデレくん」と「がんばれしおりちゃん」の2作品を連載中の杏乃さん。本作で杏乃さんを知った人はぜひほかの作品も読んでみて。作画を担当し全3巻が発行されている「イケメン貧乏神と同居はじめました!」や「歯医者のお姉さんが気になる」などの作品もおすすめだ。
取材協力:杏乃(@sakana32929)