「10分後に死ぬ人の写真が写る」→カメラが写す10分後の死を回避するために動き出す物語、主人公は同級生を救えるのか?【作者に聞く】

星哉のカメラには「10分後に死ぬ人の写真が写る」運命は回避できるのか? 画像提供:(C)つのだ ふむ/コルク

ある事故の後遺症で激しい頭痛が起きるとカメラに「10分後の未来が写ってしまう能力」を得た主人公・星野星哉。病院の診察を終えるとカメラに10分後、車にひかれてしまう男性の未来が見えた。しかし、彼は星哉の同級生で?

今まで死んでいく人たちに何もできなかった星哉は「未来を変えたい!」と、動き出す。それがすべての始まりだった――。現在Amazon Fliptoonで連載中のつのだ ふむ( @tsunoda_fumm )さんの創作漫画「運命のリフォーカス」を紹介するとともに、こだわりや制作秘話を聞く。


事故で得た能力…カメラが写し出す10分後の死

【漫画】「運命のリフォーカス」を読む画像提供:(C)つのだ ふむ/コルク

「運命のリフォーカス」02画像提供:(C)つのだ ふむ/コルク

「運命のリフォーカス」03画像提供:(C)つのだ ふむ/コルク


カメラマンの星野星哉は、事故による2カ月間の昏睡状態を経て、異常な頭痛が起こると「10分後に死ぬ人の写真が写る」という特殊な能力を手に入れた。彼はこれまで何度もその予兆を無視し、写真を削除してきたが、心の中では救いたい気持ちが消えないでいた。ある日、病院の診察を終えた星哉は、再び頭痛に襲われ、カメラに写ったのは10分後に車にひかれる同級生・大谷力の姿だった。同級生を救うために、彼は「運命」を変えるべく行動を開始する。

作者のつのだふむさんは、本作について「自分自身のもがきを反映させている」と語る。10年以上にわたり「面白い作品を描き続ける努力」を続けてきた彼は、自らの運命を切り開こうとする姿勢を物語に投影している。また、ウェブトゥーンという形式に対して「週刊連載でネームから作画カラーまで一人で回す」ことに挑戦し続けることで、作品に独自の深みを持たせているという。15話までが公開されており、第1章が完結したが、全話描き直しを行う計画を明かしている。

制作の裏側について「作中登場する風景や室内の風景は、ほぼ僕の家や家の近所の風景を資料にしています。自分で撮りに行ってます。夜の風景は、ゴミ捨てに行った帰りに撮りに行ったり」と教えてくれたつのださん。そのフットワークの軽さは、以前自主映画を制作していた頃から変わっていないそう。

さらに、縦読みのスタイルに適応するため、カラーや背景の表現手法を毎話変えているといい、「その都度新しい挑戦をする姿勢」が特徴だ。作者の長年のこだわりが詰まった本作。ぜひ一度読んでみてほしい。


取材協力:つのだ ふむ(@tsunoda_fumm)

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