【実話】幼少期に親から酷い虐待&生い立ちに涙!?「産まれたところから失敗」と語るも前向きに生きる姿に感激【著者に聞く】

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、X(旧Twitter)に投稿されているなかから「夜逃げ屋日記」の46話を紹介するとともに、著者に副社長が幼少期に虐待を受けていた話の感想も聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

夜逃げ屋の副社長・ブルさんは、自分が昔親から虐待されていた過去を打ち明ける。殴る蹴るは当たり前で、頭から熱湯をかけられたこともあったという。真冬には裸でロープに縛られて、ベランダで一晩中放置。その時、ブルさんは『ここで死ぬんだ』と思った。

信頼すべき親から虐待を受けて誰も信じられなかったブルさんは、疑心暗鬼になり人間関係でもトラブル続き。居場所を失って、色んな所を転々としてきた。

そして、ブルさんは自分の人生について考えたとき、「産まれたところから失敗してんだ」という結論を出す。そんなとき、テレビで夜逃げ屋の存在を知り、一生懸命取材に応じていた社長の姿に心を打たれたという。

幼いころの自分のように、地獄から抜け出せない人間を助けようとしている人間がこの世にいるということを知って、胸がいっぱいになった。それからブルさんは社長に電話して、現在にいたるというわけだ。

話を聞いていた宮野は「どうしてその話をワシに?」と聞くと、ブルさんは少し黙ってから「この話、漫画に使えばいいだろ」と言ってくれた。これまでずっと毛嫌いされていた宮野は、少しだけブルさんとの関係が前に進めたと感じたのであった。
――ブルさんが幼少期に虐待を受けていた話を聞いて、宮野シンイチさんはどう思われましたか?
とんでもなく強いですし恐い人なので、誰かに暴力を振るわれてる姿が想像できなくて、幼少期の話を聞いた時は驚きました。今でもなかなか想像できないです。
ブルさんの壮絶な幼少期を知るも、以前よりも少し距離が縮まったと感じた宮野。「夜逃げ屋日記」は待望の第3巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(
前編
/
後編
)も実現。夜逃げ屋に興味がある方は、この機会にぜひ読んでほしい!
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)