【実話】「産まなきゃよかった」と娘に言い放つ毒親!?あり得ない母親の言動に「あまりにもひどい」と語る作者【漫画家に聞いた】

「産まなきゃよかった」「そしたら離婚もできるのに」と話す母親画像提供:山野しらすさん

山野しらす(@shirasu00mori)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づく漫画をいくつも公開している。2024年6月まで投稿していた「私が放置子だった頃の話」は、知人の実体験を基に描かれており、話題になっている。今回は放置子が母の言葉に深く傷ついたエピソードを紹介するとともに、2児の母でもある山野しらすさんに「産まなきゃよかった」と言う母親の言動などについても伺った。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

「私が放置子だった頃の話」306画像提供:山野しらすさん


母はしおりちゃんが不倫相手の息子よりもいい高校に入ることを望んでいたため、塾に通わせることに。教え方が上手いパパ先生のお陰でしおりちゃんの成績が下がることはなかったという。

315画像提供:山野しらすさん


けれど、しおりちゃんが小学校5年生のころ、母は不倫相手の息子が野球の試合でレギュラーになったことに嫉妬。そして、しおりちゃんを見て「あんたなんて女だし、あのクソ夫の子だし最悪だわ」「産まなきゃよかった。そしたら離婚もできるのに」と言うではないか!?

318画像提供:山野しらすさん


母に自分の存在を否定されて深く傷ついたしおりちゃんは、涙を流しながら無意識に近くにあったカミソリを手に取ってしまう。しかし、母はしおりちゃんを心配するどころか「あんたに何かあって親戚に怒られるのは私なんだからね」と自分のことばかり。

324画像提供:山野しらすさん


そんな母に絶望したしおりちゃんは、夜遅くにも関わらず家を飛び出してしまう。いつも通う塾を訪ねると、パパ先生とママ先生は優しく受け入れてくれた。先生たちは何も聞かずに寄り添ってくれたという。

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安堵したしおりちゃんは泣き出し、「小さいころからずっと邪魔者扱いされてきた。私なんていない方がいい」などと胸のうちを話すと、先生たちはひたすらしおりちゃんを慰めるのであった。

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その晩は先生の家に泊まったしおりちゃん。翌朝になるとランドセルを取りに家に帰るが、このあと予想外な展開が待ち受けていたのであった。

――しおりちゃんに「産まなきゃよかった」と言う母親について、山野しらすさんはどう思われましたか?

母親も人間なので、100歩譲ってそんな風に思うことがあっても仕方がないとは思うのですが、それを本人の前で口に出すのはあまりにもひどいと思います…。そのときのしおりちゃんの気持ちを思うとあまりにもつらいです。

――パパ先生とママ先生に出会ったことでしおりちゃんの人生も変わり始めたように思いますが、その点についてお聞かせください。

この出会いがなければ、恐らく彼女の人生は全く違うものになっていましたよね。先生たちに出会えて本当によかったなと。一方で、個人ではなく社会としてこのように子どもを導く存在や場所が用意されるべきだなとも感じます。

本作は放置子の視点からストーリーが展開していき、母の不倫など大人の事情で放置子になってしまった娘のリアルな現状を描いている。興味があればぜひ一度読んでほしい!


取材協力:山野しらす(@shirasu00mori)   

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