サッポロ一番は「何味が好き」論争!「塩味vsみそ味」で本気でケンカをする大人たち?【著者に聞く】

「きのこたけのこ論争」のように消費者間で起きるあるある論争を取り上げた、のりば(@MangaNoriba)さんのギャグ漫画「サッポロ一番のNo.1は?の話」を紹介しよう。のりばさんの描く「高宮ウォーキング」は、ウォーキング中の他愛のない会話から派生する話題を面白く描くシリーズで、今回は袋麺「サッポロ一番」の論争を始めた2人。今回は、のりばさんに制作のきっかけやサッポロ一番の秘話を聞く。


「サッポロ一番といえば?」みそ味、塩味、しょうゆ味!あなたはどれがお好み?


サッポロ一番のNo,1は?の話04画像提供:のりば(@MangaNoriba)

サッポロ一番のパッケージは実は統一されておらず、「みそラーメン」「塩らーめん」と表記が違う。しょうゆにいたっては、目立たないところに「しょうゆ味」と描かれている。これは発売当初から考案されたデザインを半世紀近く保っている。物語はそんな鋭い指摘から始まる。

サッポロ一番のNo,1は?の話05画像提供:のりば(@MangaNoriba)

「サッポロ一番は国民食である袋ラーメンの中でも、全国的に最も人気のある商品だと認識しています。そんな誰もが一度は食べたことのあるサッポロ一番ですが、私は『みそ味』が主流だと思っていました。ところが、周囲の人と話してみると少数派だということがわかりました。そこで、これはちょっとした論争になるのではないかと思い、このテーマで作品を制作しました」と、のりばさんは制作のきっかけを話す。

サッポロ一番のNo,1は?の話06画像提供:のりば(@MangaNoriba)

ウォーキング中のサダさんとタヤさんがケンカをしている。理由は、サッポロ一番は「みそラーメン派」というタヤさんに対し、「塩らーめん派」だというサダさん。本作は単なる論争ではない。「このエピソードでは、自分の好きなラーメンを主張し合い、本気でケンカをするところにこだわっています。しかし、仲裁役が介入すると、二人の意見が一致。すると瞬時に手のひらを返し、今度は意見の異なる仲裁役の人物を非難します。それぞれのキャラクターに確固たる意志があるように見えつつも、次々と態度を変える『大人げなさ』がポイントであり、こだわった部分です」と、のりばさん。

サッポロ一番のNo,1は?の話07画像提供:のりば(@MangaNoriba)

本作では、実は種類が豊富でそれぞれにデザインが違うなど、サッポロ一番の知らないことまでわかっておもしろい。ほかにも「サッポロ一番という商品は、実は味ごとに麺の太さや形、色が異なるそうです。これはスープの味や麺とのなじみを考慮し、それぞれの個性を際立たせるための工夫とのことです。このこだわりがサッポロ一番の人気の秘密なのだと思いました」のりばさんは、奥が深いサッポロ一番の秘密も知っていた。


取材協力:のりば(@MangaNoriba)

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