ブラック企業の元社畜OLが田舎暮らし!社会に疲れた人、動物好きに贈るハートフル漫画【作者に聞く】

「休みも全然ないし、人間関係とかほんとクソだった」。東京のブラック企業に勤めていた元社畜OLの泰葉は会社を辞め、めでたく田舎のおばあちゃんの家に引っ越した。「本当によかったの?せっかく本社に勤めてたのに」と心配するおばあちゃんに、泰葉の返事は…?

脱・社畜したものの、この先のことは完全にノープランだった(C)くみちょう/集英社


「いいのいいの。あのままだったら私……上司の1人や2人、○しちゃってたかもだから…」とドスの聞いた声で答える泰葉に、おばあちゃんも「孫が心の強い子でよかったぁ」とひと安心。かくして泰葉の田舎暮らしが始まるのだが、2人の少女との出会いによって、想像していなかったハチャメチャな展開が待っていた…!?社会に疲れた人、田舎でのんびりしたい人、動物好きな人必読の作品である。

おばあちゃんとのやりとりもおもしろい(C)くみちょう/集英社


本作を描いたのは、漫画家のくみちょう(@kumichooooo)さん。これまで「鉄拳少女うらみちゃん」(KADOKAWA)や「アイドれ!グリーンラプソディ」(小学館)、「駅メモ!みろくのマスターレポート」(小学館)など多数の書籍を執筆している漫画家である。そして本作「たぬきときつねと里暮らし」も集英社「ウルトラジャンプ」で連載され、全3巻が発刊された人気作である。著者のくみちょうさんに本作について話を聞いてみた。

昼間からのんびり山でコーヒー…夢のシチュエーションだ(C)くみちょう/集英社


――本作の舞台となっている“田舎”に、モデルとなった町はありますか?

「たぬきときつねと里暮らし」は埼玉県秩父市の小鹿野町という場所がモデルです。よく取材に行かせていただきましたが、とてもよいところですよ!

――舞台に「秩父」を選ばれたわけは?

都内からアクセスが良くて取材がしやすかったから、というのが本音です。あと、当時は趣味で登山を始めたばかりで、奥多摩、秩父、飯能あたりの山に遊びに行く機会が多かったのですが、そのときに秩父のよさを感じました。

――本作はどういった人に読んでもらいたい作品でしょうか?

主人公の泰葉のように少し疲れてる人に読んでいただければと思います。大人になると長期間休むことが難しくなると思うのですが、長い人生ですので思い切ってサボるのも大事なんじゃないか、と思って描いてました。

ちょっと変わった田舎生活となりそう(C)くみちょう/集英社

人生ノープランのまま、しばらくのんびり田舎生活を満喫しようとする泰葉だったが、どんな“人生の夏休み”が待っているのか…!?田舎のよさを感じながら、楽しく読んでほしい。

また、著者のくみちょうさんは現在、「コミックFUZ」(芳文社)にて「ぼっち・ざ・ろっく!外伝 廣井きくりの深酒日記」を連載中。連載作について話を聞くと、「『ぼっち・ざ・ろっく!』の人気キャラ“酒クズお姉さん”であるきくりさんのスピンオフ漫画となっています。アプリやWEBで無料で読めますのでこちらも読んでいただければと思います」とのこと。この機会に一緒に読んでみてはどうだろうか?

取材協力:くみちょう(@kumichooooo)

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