【ホラー漫画】「来るな!!」夜道でお経を唱える黒い影に追いかけられて…!!実話をもとに描かれたホラーが怖い!【作者インタビュー】

「怖かったら一杯無料」を謳い文句に、実話ホラーを語ってくれる客を待つ、スナック店主兼シナリオライターのエミ。霊感ゼロながらも、なぜか彼女の元には続々とコワイ話が集まってくる…。そんな珠玉の“コワイ話”を1話完結で展開していく漫画「丑三つ時、コワい話はこのBarで」。そこにつづられているストーリーは、フジテレビ「ほんとにあった怖い話」や「呪怨 THE LIVE」の脚本家でもあり、本作の原作者・穂科エミさんが集めた実話がもとになっているというから驚きだ。今回は、第3話「黒い影」の後編を紹介するとともに、原作者の穂科エミ(
@hbdg1999
)さん、作画を担当している近原さんのお2人に話を伺った。
ホラー脚本家は悪夢がお好き?



1話完結型で展開するシリーズ作品「丑三つ時、コワい話はこのBarで」の原作を務める穂科エミさんは、ホラーコンテンツを取り扱うテレビ番組の脚本家としても活躍されている。なんとも言えない怖さに思わず惹き込まれてしまう本作は、そんな穂科さんが人から聞いた話や、穂科さんの実体験がもとになっている。
第3話「黒い影」は「夢」にまつわるエピソードなのだが、穂科さん自身は普通の夢よりも悪夢を見ることの方が多いのだそう。あまりにも悪夢を見過ぎてしまうせいか「毎度起きたときにはグッタリしますが、最近は普通の夢だったり、夢を見ないほど熟睡した朝は、なんだか少しもの足りなく思うようになりました」と話す穂科さん。さらに「普段では考えつかないような展開が起きたりするので、執筆業としてはむしろ引き出しが増えるなぁなんて思っています」と脚本家ならではの考えも語ってくれた。
「バディがいたほうが話に膨らみが増すのでは…」という穂科さんの案をもとに、本作には原作に存在しないキャラクターも描かれている。リアルな原作はもちろん、漫画化によって生まれたキャラクターによって本作がより魅力的に映る理由のひとつには、作画担当の近原さんの力もあるのだろう。「物心がついたときから落書きばかりしていた」と話す近原さんは、編集者の方に声をかけられるような形で作画を担当することになったのだそう。「当時は漫画はあまり描いたことはなく、一枚絵が多かったです」と意外な裏話も教えてくれた。
思わず「本当にこんなことが!?」と考えてしまう珠玉の“コワイ話”。興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。
取材協力:穂科エミ(@hbdg1999)、近原