「それはあかん!!」妊娠報告に上司がダメ出し!安定期に入っての報告じゃNG!?報告タイミングの正解は?【作者に聞く】
それは妊娠5週目に入ったときのこと。直属の上司には早めに妊娠報告を行った。上司は「よかったやーん」「おめでとー!」と喜んでくれたうえで、「みんなにはいつ言うつもりなんや?」と尋ねてきた。「直属の上司とチームメンバーと女性陣以外には安定期になってから報告しようと思います」と答えると、上司はすごい勢いで「あかん、無理や」と一刀両断。「なんでですか?」と尋ねると、本人が予想もしていなかった衝撃の理由が返ってきて…!
このエッセイ漫画を描いたのは、現役会社員を続けつつ3人の子どもたちの育児に奮闘しているみみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)さんだ。みみたぶタレ代さんに職場への妊娠報告について、自身の経験を踏まえたタイミングや注意事項などを聞いてみた。

――職場への妊娠報告のタイミングはいつがおすすめですか?
「職場への報告は安定期に入ってから」と考える方も多いかと思いますが、気持ちの折り合いがつくなら、個人的には妊娠初期の報告がおすすめです。
早期にわかったほうが、上司は万が一のときのサポート体制の検討や要員計画を立てる猶予期間ができるからです。残業や出張を控えるなどの配慮についても相談できますし、マネジメントに介入してもらうことで、結果的に妊娠しながら働くうえでのさまざまなリスクを減らすことにつながると思います。
――みみたぶタレ代さんには3人のお子さんがいらっしゃいますが、いずれも妊娠初期に報告されたのでしょうか?
はい。私の場合、第1子・第2子ともに第4週でつわりがはじまり、第2子のときには第8週で重症妊娠悪阻(つわりの重症版)と診断され、医師から絶対安静・休業の指示が出ました。ピーク時には1日20〜30回吐いていたことから普段どおり仕事ができなくなり、上司と同僚によるサポート体制が即座に組まれました。人によって状況は違うと思いますが、第5週という超初期に報告したことが、つわりが酷かった私にとっては結果的に正解でした。
――妊娠報告の際の注意点はありますか?
まず、1つ目の注意点は直属の上司やチームメンバーに報告をする際に「安定期までの口止めをしておく」ということです。特に年配男性は「おめでたいことだから」とよかれと思って安定期前に多くの人に話してしまう…というケースが多いのですが、「妊娠イコール当たり前に赤ちゃんが生まれてくる」わけではないので…。
「5人中1人くらいの割合で流産などのリスクがあるので、安定期までは内密にしておいてほしい」ということを伝え、「妊娠については、あなたのほかに誰々が知っている」ということを念押しして伝えておくことをおすすめします。

ちなみに、漫画で描かれている直属の上司が、周囲への妊娠報告の時期について「あかん、無理や」とダメ出しをしたのは、実は「隠し通せへんねん」というのが理由だった。本人にとっては寝耳に水の話だったが、みみたぶタレ代さんのつわりは人より重かったため、吐き気に襲われるたびトイレに駆け込んでいたのだが、「フロア中に響き渡っとるで。ピッ○ロ大魔王がタマゴ産むときみたいなえづき…」と上司が教えてくれたのだった。
みみたぶタレ代さんのブログ「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」内のコラム「妊娠判明!職場・実家への報告タイミングや注意事項は?」では、上記で紹介した職場への報告だけでなく、実家や義実家への報告タイミングや注意点なども細かくまとめられていて、とても参考になるので、ぜひ読んでみて!
画像提供:みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)