育児・家事のワンオペに限界!妻→「私ばっかり」夫→「家が疲れる」夫婦で話し合いをした結果は…?【著者に聞く】

「つかれない家族」になりたい…画像提供:「ほしいのは『つかれない家族』」(C)ハラユキ/講談社

ワンオペ育児で不眠続きのある日、イラストレーター・コミックエッセイストのハラユキさん( @ukky_kk )は、子どもを自転車に乗せたまま転倒してしまった。ケガはなかったもののワンオペ育児の「限界」を感じた瞬間だった。このままではダメだ…と一転。「家族全員がストレスなく過ごすにはどうしたらいいか?」夫に「どうしてほしいのか」話し合いをした。妻は終わらない家事と育児に「私ばっかり!」と不平不満をこぼし、夫は疎外感を感じ「家に帰るとつかれる」という。そんな夫婦のあるある環境を変える手助けをしてくれる一冊、ハラユキさんの「ほしいのは『つかれない家族』」を紹介するとともにインタビューを行った。


つかれない家族とは「家事育児の分担」「ストレスのたまらないコミュケーション」

【漫画】「ほしいのは『つかれない家族』」を読む画像提供:「ほしいのは『つかれない家族』」(C)ハラユキ/講談社

つかれない家族_Part11画像提供:「ほしいのは『つかれない家族』」(C)ハラユキ/講談社

つかれない家族_Part13画像提供:「ほしいのは『つかれない家族』」(C)ハラユキ/講談社

作者のハラユキさんに、出産を境に家庭環境を改善しようと試みるまでの経緯を尋ねると、ご主人が多忙なため、もともとワンオペ育児になることはある程度覚悟していたそうで、日々、育児の協力をあきらめていた状況だったという。そんなある日、睡眠不足で子どもを乗せた自転車を倒してしまい、ハラユキさんは「育児をする人がつかれすぎてるって、子どもにとってはリスクだと気づいたんです」と振り返る。

育児にも家庭にも非協力的な夫を変える、これが一番大変。相手にわかってもらうためには、「まずは自分も育児の当事者なんだという当たり前の事実に気づいてもらうこと」が大切だという。さらに主語の工夫をするのもひとつの手で、「なるべく『私たちは』『うちは』『わが家は』という主語で話すんです。解決法も、一方的に決めつけず、相手にも意見を求めてみる。そもそも、ワンオペ育児で片方が疲弊してたら、子どもの育児環境としてもリスクが高いですよね。片方だけの問題じゃない、家庭の問題なんです。普段の会話のちょっとした言い回しでも、当事者意識を育てることはできます」とコツを教えてくれた。

最後に「パートナーが完全に非協力的で、話もできずモラハラがひどいなどの場合は、別れてしまったほうがいいと思ってるんです。でも、そこまででもないという場合は、どうしてもダメなら別れる覚悟で、いろんな方法を試してみるといいと思うんです。覚悟のあるなしで、パートナーに伝わる力もかなり変わるので。その際には、ぜひ私の本や連載を参考にしてみてください」とメッセージを寄せた。

取材協力:ハラユキ(@yukky_kk)

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