【昭和女vs合理主義男バトル】デートって男性が女性を迎えに行くものなんじゃないの→「僕が迎えに行く意味あります?」【作者インタビュー】
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく…。
古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。4巻が発売され注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。




作者のコニシ ナツコさんインタビュー
「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者で自身も婚活経験者という、コニシ ナツコさんに話を聞いた。
――こうきは理屈っぽい一方で、かわいらしい面も少しずつ登場してきます。こうきのキャラクターはどのように考えられたのでしょうか。
理屈で全部論破するところや、周りの目や社会の風潮は無視して自分のなかの正しさに従うという点はモデルの男性がいます。でもそれだけじゃヒーローとしては物足りないので、かわいらしさを足していきました。
――コニシさんお気に入りのシーンはありますか?
アイコの最寄り駅まで迎えに行くことを否定したこうきが、帰りには最寄り駅の改札まで送ってくれた場面です。こうきは効率性や理論的に筋が通っていることに重点を置いていますが、ここで初めてアイコの感情に寄り添っています。意外と素直ですよね(笑)。
――本作でさまざまな価値観を描かれていて、かつご自身も婚活経験があるというコニシさんから、結婚願望があったり、婚活中の方へメッセージをお願いします。
婚活って本気でやればやるほどすごく疲れてしまうものだと思います。知らない人に会ってお話をする、さらに、まったく気が合わない相手だったらかなりの苦行ですよね。ですが、こんなに色んなタイプの人に会ってお話する機会はなかなかないので、どうにか楽しみ方を見つけてもらえるといいなあと思います。
「こんな男ぜったい嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動にいつしか惹かれ始め、変わっていく様から目が離せなくなる本作。婚活の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人にもおすすめ!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)