【人気のパン祭り】交換ポイントが増えて集めるのも大変!?高ポイントシールを剥がすお客に苦言!商品を購入してイベントを楽しんで!【作者に聞く】
汎用性の高いデザイン、丈夫なお皿。ポイントシールを集めて応募すると白いお皿がもらえるキャンペーンの季節が今年も到来!しかし、毎年商品からポイントシールだけがなくなるトラブルも発生している、狸谷(@akatsuki405)さんの実録漫画「春の風物詩」をお届けするとともに話を聞いた。
狙われるのは高ポイントシール!シールだけを剥がすトラブルにスーパーも困惑?

2月から4月まで行われるパン祭りは、楽しみにしている人も多い。その理由は、強化ガラス製で落としても割れにくく、電子レンジOK、傷がつきにくい、色もくすまず、長く愛用できる優れものだから。毎年デザインが変わり、どれも汎用性が高い。

ポイントはパンの種類によって違い、交換ポイントは30点と少しずつ増えている(昔は25点でもらえた)。このぎりぎり点数がたまらない感じの設定が絶妙のようで、高ポイントシールは狙われやすい傾向にある。スーパーでは無理やり剥がしたせいで袋に穴があき、購入したお客様のクレーム対象となったり、廃棄処分になるトラブルが相次いでいる。

トラブル防止策として、スーパーではパンコーナーに監視カメラを設置。「シールを剥がさないように」と注意喚起のポップも掲示する。しかし、食パンコーナーをチェックしてみると、短時間でシールが剥がされている。「キャンペーン自体に興味がない方は、シールが付いていなくても購入してくださいますが、剥がされてしまった商品はほぼ売れ残りますね」と、狸谷さん。

「スーパーにいたころ、このイベントは大人気でした。計数してお皿をお渡しする店舗でしたので、一言で言うと大変でした」と、狸谷さんは振り返る。さまざまなキャンペーンがあるなかでも、パン祭りはなぜ特別なのだろう?「ポイントを集めれば確実に景品がもらえるからだと思います。抽選で当たるコーヒーなどは、あまり被害はなかったかと記憶しています」(狸谷さん)

ポイントシールだけを剥がすのは、窃盗罪。一旦カゴに入れ、シールだけ剥がしてまた商品を元に戻すケースが多いという。多くの店舗で同様の被害が起きていて、苦言を呈すために漫画化したという狸谷さん。パンを食べること含めて、キャンペーンを楽しむようにしてほしいものだ。
スーパーの実録を描く書籍「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」は、X(旧Twitter)にも公開され3万リツイートを超える人気ぶり。同業者からも類似案件が届き、クレーマーやカスハラが多いことを知るきっかけにもなっている。現在は、LINEスタンプ第二弾も好評発売中だ。
取材協力:狸谷(@akatsuki405)