「ざこ」と罵倒する女上司に耐えるしかない!?「ザコ、雑魚」連呼する設定に「高度すぎる」「刺さる」と反響大【作者に聞く】

「雑魚」しか喋れない年下上司、その言葉の真意は?破天荒な設定のラブコメ漫画に反響画像提供:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

「雑魚ザコざっこぉ!」と連呼してくる年下の上司。罵倒しまくりかと思いきや、そもそも上司は“雑魚”以外の言葉を喋れなくて――!?型破りな設定で描かれる短編ラブコメ漫画「雑魚上司」に、X(旧Twitter)上で1.1万件を超える「いいね」とともに、「雑魚しか喋れなくて笑った」「これは高度すぎる」「何を読まされたんだ…」と笑いと困惑の声が集まっている。

作者は、『専門学校JK』や『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』などの商業作品や、自身のX(旧Twitter)上に投稿する絵日記漫画で知られる漫画家のぬこー様ちゃん( @nukosama )さん。反響を受け、作者のぬこー様ちゃんさんに、本作の舞台裏について話を訊いた。


パワハラ漫画かと思ったら、めちゃくちゃラブコメだった

「雑魚上司」1画像提供:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

「雑魚上司」2画像提供:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

「雑魚上司」3画像提供:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

「雑魚上司」は、ぬこー様ちゃんさんがSNSに公開するやいなや、その素っ頓狂な設定に「イカれた設定好き」「どうやって出世したんだ」とツッコミが集まった作品だ。

深夜のオフィス、残業でくたびれた男性サラリーマンの背後で、新任上司が「ザコ」「雑魚」「ざーこ」と繰り返す。新任の上司は入社3年目にして部長の座に就いた年下の女性で、超エリートだったが何故か「雑魚」としか喋れなかった。

「…すみません」、「ですよね…」と、何を意味しているのかわからない「雑魚」という言葉に相槌を打ち続ける男性だったが、肩を揉んだり耳元で囁いてくる上司の様子に、ふとある仮説が浮かんだ。

「励ましてくれてます?」

その言葉に対する上司の反応に、ユーザーからは「萌える展開」「高度すぎる」「これが刺さる」と、上司のギャップに好感が寄せられた。

作者のぬこー様ちゃんさんによると、本作は商業の企画として提案したところ「シンプルに需要がわからない」とボツになってしまった漫画とのことだったが、SNSではその型破りな設定ながら、いろんな意味で素直になれない上司のキャラクター性が多くの読者のツボにはまったようだ。

この高度すぎる設定について作者は「どうやって発想したのかはあんまり覚えてません」と語った。さらに、「ペン入れしたのはこれだけですけど、実はこの漫画20ページくらいストックあります」と、
実は続くことを見据えて制作されていたことを教えてくれた。この中毒性のある謎設定に興味のある人は、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

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