二重人格の自覚がない女の子に幼馴染は混乱!?超意外なラストに読者から「本当に最高の終わり方」の声【作者に聞く】

二重人格の少女との時間が切なくも愛おしい漫画「恋心は解離する」たけみつ(@take_samurai1)

普段は素っ気ない距離感ながら、プライベートでは自分にベタ惚れな幼馴染の少女。それは単なる二面性ではなく、「恋する人格」と「そうでない人格」の差だった……。
たけみつ( @take_samurai1 )さんの創作漫画「恋心は解離する」は、幼馴染に対して正反対の人格を抱える少女と、それぞれの人格と向き合う少年を描いた恋愛漫画シリーズだ。

多重人格という題材を真摯に捉えながらも、コミカルで甘酸っぱいシチュエーションにSNS上で多くの反響が寄せられた同作。そんな同作のあらすじを紹介するとともに、Amazon Kindle インディーズの電子書籍版にも1700件を超える評価が集まる人気作が生まれたきっかけを、作者のたけみつさんに取材した。


「私みたいのが…側にいちゃ、いけないんだよぉ」彼の事が好きすぎて、迷惑になるのを恐れるあまり、もう1人の私が誕生した

「恋心は解離する」1話(01)たけみつ(@take_samurai1)

「恋心は解離する」1話(02)たけみつ(@take_samurai1)

「恋心は解離する」1話(03)たけみつ(@take_samurai1)

少女・秋月空には、物心ついた頃からの幼馴染の少年・フミがいた。成長につれ、彼を見ると嫌な感情を感じるようになり、いつしか少し距離をおいて日々を過ごしていた。
一方、フミには他人に言えない事情があった。夜な夜な自室に入り込んでは自分を溺愛する少女と、距離をとりつつ二人きりの時間を過ごしていたのだ。
その少女はなんと幼馴染の「空」本人。彼女は空の別人格「雨」。フミに対する大きすぎる恋心が切り離されて生まれた存在だった。

二重人格の「空」と「雨」。対照的なキャラクターが明示されていることが物語に引き込む原動力になっている。本作について、作者たけみつさんは「二重人格のキャラクターがとっかかりとなり生まれていった作品。そこから二重人格になった理由とか、それぞれのキャラ付けとかがうまくマッチしたらおもしろい漫画が描けそうと思って描き始めました」と語った。

ストーリーの展開について「結末に関しては最初から決めていて、後半の10話ぐらいは結構細かくストーリーを考えていました。ただ、最終話でタイトルを回収するようなシーンがあるのですが、これに関しては最初は全く考えてなくて、最終話の2~3話前ぐらいで、こういう描写にしたらタイトル回収っぽいかもという思い付きで描きました」と話してくれた。

読者からは「このタイトル回収は鳥肌もの」「本当に最高の終わり方」と、物語面でも大きな反響を集める本作。解離性同一症(多重人格)の治療の目標は人格の統合とされる中、どちらの人格が消えるのか、はたまた...1度読みだすと最後まで目が離せない作品である。

取材協力:たけみつ(@take_samurai1)

この記事の画像一覧(全72枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報