「レースクイーン衣装はエナメル感にこだわりました」「アズールレーン」ボルチモアに扮するコスプレイヤー
“推し活”を応援するトレンドメディア「Fandomplus」では、アニメや漫画、ゲーム、VTuberなどのコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として広く認知されているコスプレに注目。イベントリポートやインタビューなど、さまざまな形式で“情熱をもってコスプレに取り組む人々”を紹介していく。
本稿では、スマートフォンゲーム「アズールレーン」のキャラクター・ボルチモアに扮(ふん)するコスプレイヤー、さや(@sayaaaa_owo)さんにクローズアップ。衣装やウィッグの制作、コスプレメイク、さらには体づくりなど、キャラクターになりきるうえで“こだわったポイント”を聞かせてもらった。

衣装に加え、自然な感じに仕上げたウィッグにも注目
昨今のスマホゲームアプリは、キャラクターに複数のバージョンの衣装(スキン)が用意されているタイトルが多く、夏なら水着、秋ならハロウィン衣装といった具合に、イベントの開催時期に合わせてさまざまなコスプレを楽しめる点は、コスプレ界隈でも好評を博している。
今回、さやさんが着こなしているのは、ボルチモアの“レースクイーン”バージョンのコスチューム。フラッグなどの小道具を制作しつつ、衣装の選定やウィッグセットにも時間をかけたと話す。
さやさん「衣装は既製品ですが、いろいろ探して、エナメルの質感がいちばんしっくりくるものを選びました。ウィッグはなるべく自然な見た目にしたかったので、コスプレ用ではなくファッションウィッグを購入して。それに手を加えて、こちらの形に仕上げました」

こちらの取材を行ったのは「世界コスプレサミット2024」(通称:WCS、コスサミ)の会場。同イベントは“世界最大規模のコスプレの祭典”として知られ、3日間(2024年8月2日~4日)で約25万3700人が来場。さまざまなステージ企画やコスプレパレード、さらには世界中のコスプレイヤーが手作り衣装&パフォーマンスの出来栄えを競う「ワールドコスプレチャンピオンシップ」なども実施され、大盛り上がりとなった。
最新回となる「世界コスプレサミット2025」は、2025年8月1日(金)から3日(日)にかけて、愛知・栄周辺エリアで開催予定。
取材・文=ソムタム田井