【ホラー漫画】急死した大好きな従妹がよく歌っていた「出会えてよかった」を歌うと…どこからともなく従妹の声が聞こえてくる…【作者に訊く】

画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ

「あなたの怪談、聞かせてください――」。漫画「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」では、作者水村友哉( @gontanopoo )さんが実際に聞いた・集めた・体験した「実話怪談」を描く。今回は、隣の晩怖談(ばんこわだん)の第7談より「出会えてよかった」を紹介するとともに水村さんに制作の経緯を聞いた。


身近に起こった実体験を元に描かれているリアルな漫画

【漫画】切ないホラー「出会えてよかった」を読む画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ

「出会えてよかった」02画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ

「出会えてよかった」03画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


身近な怖い体験談が描かれている本作。大好きだった従妹が18歳で脳卒中に倒れ帰らぬ人になったことをきっかけに、従妹がカラオケでよく歌っていた「出会えてよかった」の歌を口ずさむと従妹の声が聞こえて…。

本作を描いた作者の水村さんは、ホラー漫画を描くようになったきっかけについて、「子どものころ、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』が大好きで、妖怪やお化けの絵をよく描いていました。それが大きな軸となり、小学生の夢が漫画家となり、時間はほんとかかりましたが、現在こうして実話怪談漫画を描かせていただいている感じです。ほんとありがたいです」と語り、夢を現実にしたことを明かしてくれた。

また、本作を描くきっかけについては、コロナ禍での経験が大きく影響しているという。水村さんは、「外出できないとき、漁るように観ていたのがオカルト、心霊系YouTubeでした。そもそも子どものころから怖い話も大好きだったので、ハマりましたね(笑)。なかでも好きだったチャンネルが『都市ボーイズ』という怪奇ユニットだったのですが、声をかけてくださった担当編集さんも同じく好きで、意気投合しました(笑)」と振り返る。当初は別の仕事を頼まれていたが、水村さんが「実話怪談漫画を描きたい」と提案したところ、編集者も賛同し、そこから「実話怪談」が始まったという。

本作のこだわりとして、「ちょっと笑えて、日常パートもあり、でも怪異がちゃんと怖くて、かっこいい…そんな漫画。それを意識して描いてます。あとは、体験者さんの中に実際おもしろい行動を取る方もいたりするので、そこも省かず描くのもこだわりの一つです」と語る。

水村さんの想いとこだわりが詰まった「実話怪談」。ぜひ、その魅力を実際に読んで感じてみてほしい!


◆取材協力:水村友哉(@gontanopoo)

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