別れたのに誕生日プレゼントを渡してくる元カレ…これは、どういう意味?救われないラストに胸が苦しい!【作者に聞いた】

元カレが誕プレをくれた。別れて半年、まだ忘れられない。「好き」「やり直せないかな」彼の答えは?画像提供:(C)あめみくろ

元カレと寄りを戻したい。彼の好きだったところを思い出して、ずっと忘れられないでいる。そんな彼女が元カレと再会――。別れたのに誕生日プレゼントを渡してきた。これは、どういう意味?「読み手の心情によっていろんな捉え方ができる内容と描き方ですごくおもしろい!」「リアルな恋愛ってこういうのあるよね」と女の子から強い支持を集める、あめみくろ( @ammkr2222 )さん。少女漫画のようなハッピーエンドな終わりじゃない、生の恋愛を描く新刊「この夜につなぎとめられるだけの愛を込めて」より、元カップルのエピソードを描いた「諦められない女の子の話」を紹介しよう。


ハッピーエンドじゃない恋愛ストーリーを描く理由とは

諦められない子の話(1)画像提供:(C)あめみくろ/KADOKAWA

諦められない子の話(2)画像提供:(C)あめみくろ/KADOKAWA

諦められない子の話(3)画像提供:(C)あめみくろ/KADOKAWA

「私自身がハッピーな恋愛をあまりしてこなかった」と語る作者のあめみくろさんの漫画は、ハッピーエンドにならないことが多い。あえて恋愛のハッピーエンドに焦点を当てずに描くその理由には「苦しくなるような恋愛漫画をあげたとき、多くの方に共感してもらえたこと」が大きく関わっているのだそう。

本作「諦められない女の子の話」は、「やばい苦しい」「胸が痛い」などの共感の声とともに「優しさが刺さるんだわ。この場合、付き合った期間の倍、時間がかかる」などの多くのコメントが届いた。表情をしっかり見せようと意識された作画と、リアルで悲しい恋愛エピソードは、あめみくろさんの「ドラマを観ているような感覚になる漫画にできたらいいな」という思いが込められ、どことなく映像作品を見ているような躍動感がある。あめみくろさんは「『私だけじゃないんだな』って、救われる気持ちになる人が1人でも増えたらうれしいです」と作品に込められた思いを語る。

少女漫画のようなハッピーエンドではないリアルな恋愛を描いた本作は、書籍「この夜につなぎとめられるだけの愛を込めて」に収録されている。あめみくろさんは最後に「一番好きなお話、共感できる話を見つけていただけたら」と読者に向けてコメントを残してくれた。
読み手によって捉え方が変化するストーリー展開と、「やり直して欲しい」という思いで読んでも救われないラストが切ない恋愛模様に、きっとあなたも共感できるはず。

取材協力:あめみくろ(@ammkr2222)

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