ひとりぼっちの人魚に自らを重ねる少年。「絵なんて描かず勉強しろ」自分には居場所がないけど…/人魚観察日記【作者に聞く】
ある夏の日。二人の少年が出会った“人魚”は、怪物か、それとも…。
少年少女と“人ならざるもの”の交流を描いた美麗なイラストで人気を博すISHIDAUMI(
@uminonaka0x0
)さん。ウォーカープラスでは「人魚観察日記」と題し、二人の少年と“人魚”との出会いから始まる、どこか不穏で目が離せない物語を、全編描き下ろしでお届けする。
連載第5回の今回は、海で人魚を拾った少年たちが、人魚を秘密基地に連れていくことに。




――絵を描くことを否定するけんくんのお母さんのセリフがありましたが、ISHIDAUMIさんは誰かにそのようなことを言われた経験はありますか?
私はないですが、近くにそういった経験をした人がいたのでそのつらさは身近に感じていました。






――人魚が身を乗り出すシーンで、一気に不気味さが増したように感じます。人外の不気味さを表現するために工夫していることはありますか?
言葉が通じない、常識が通じないということを表現できたらと思っています。