地球に神の裁き→「全人類が幼女になってしまった世界」で元おじさんたちが生き抜く不思議な漫画【作者インタビュー】

ある日、地球に神の裁きが下った――!!その日から人類は皆すべて「幼女」になった!それまで“おじさん”と呼ばれていた部類の人たちまでも!そんな無茶苦茶な設定からスタートする本作を描いたのは新田せん(
@nittasen
)さん。会社員として勤める傍ら、漫画家として活動しており、会社勤めをしていることを武器にしてネタを作り、創作活動に取り組んでいる。
本作の舞台は、某工場の製造課。主人公は工場作業員の“元尾路(もとおじ)”さんで、彼は毎日が憂鬱だった。「そういうシュミの奴にはたまらん世界だろーが…」とトボトボ歩く。
工場勤務の仲間たちに至っては、元のビジュアルがチラつくだけに現在の容姿が受け入れがたい。そんなとき、新人が入ってきた。かわいい見た目に周りは浮き足だつ。しかし、この世界では幼女化前の性別や年齢を聞くことはハラスメントとなっており、新人が男か女かさえ聞くことができない。本作について作者である新田せん(@nittasen)さんに話を聞いてみた。
「そういうシュミの奴にはたまらん世界だろーが俺はそんなヘンタイじゃねーや」



本作は、神の裁きによって全人類が幼女になってしまった世界で働く工場作業員たち(元おじさん)の話だ。「そういうシュミの奴にはたまらん世界だろーが俺はそんなヘンタイじゃねーや」と、ため息をつくのは、主人公の元尾路(もとおじ)である。
一見かわいい幼女の姿であるが、元の姿はみんなおじさんという驚愕の設定となっている本作。冒頭のシーンで、幼女のうしろに浮かぶ、おじさんの頃の姿には思わず笑ってしまう。
姿だけではなく「幼女ホルモン」の影響で、中身まで幼女っぽくなってしまった元おじさんたちは、「おとなにもどりたい…」と願うのであった。そんななか、主人公のチームにかわいらしい新人が配属されることになることからストーリーが展開していく。
本作の構想を思いついたきっかけについて、作者の新田せんさんは「思いついた当時、実は工場の事務員をやっていたんです。周りに、それこそコテコテのおじさんたちがいっぱいいた環境で働いていました。そんな中でふと、『このおじさんたちが突然幼女になったら…』と想像したら、その画が浮かんでおもしろくなりました。ふと思いついて描いてみたっていう、ただそれだけなんですけど(笑)」と話してくれた。
理解していても、かわいらしい幼女の姿に、つい元おじさんを忘れて癒やされてしまう…!ぜひ本編を読んでみてほしい!
取材協力:新田せん(@nittasen)