「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?」お妃が魔法の鏡に確認すると読み込みに時間が!?まさかの現代化に11万いいね【作者インタビュー】
五コマ漫画家、伊東(
@ito_44_3
)さんの創作ギャグ漫画「now loading...」を紹介しよう。本作はおとぎ話「白雪姫」を現代風にオマージュしたもので、魔法の弱体化を感じる作品に11万いいねの大きな反響が集まっている(2025年2月27日付)。
鏡の読み込みに時間が!?まさかの鏡までも現代化してしまった?

「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?」今まで一番美しいと言われ続けてきた、お妃。しかし、鏡は答えない。検知に時間がかかっている様子に「最近読み込みが遅いな」「フリーズしてる?」とお妃さまは心配そう。それからずいぶんのラグがあって、ようやく「白雪姫です」と応答。

伊東さんは「いくら魔法の鏡とはいえ、世界中の顔面を検索したらさぞ処理が重いだろうな、と思って描きました」と制作の経緯を話す。これには「この機に光回線にしたら?」「インデックスが張れてない」「統計を取り直すべき」などネット民からの声が相次いだ。数年使ってキャッシュがたまっていたとしても、時代が進化しても美しいのは「白雪姫」に変わりがないのもおもしろい。

本作には11万いいねが集まり、多くのコメントがついた。「誰もが知っている白雪姫の導入から、誰もが経験している『重くてフリーズ』という展開につなげることで、共感を呼びやすかったのかと思います」対象範囲を狭めていこうというお妃の配慮もおもしろく「『国』だとまだまだ対象者が多くて処理が大変そうなので…。都道府県まで絞るほうが現実的かなと考えました」伊東さんのアイデアには「県在住だったのか」「意外と近くに住んでる」などの声も届いた。
伊東さんがこれまでX(旧Twitter)に投稿してきた作品は、描き下ろしを加え
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。「これだけ描き続けていても、いまだに何がヒットするかはわからない」と、伊東さんは言う。「毎日投稿をルーティンにすることで計画的に作業しています。Xの反応がモチベに直結するので、いいね・リポスト・リプライなどいただけると励みになります!」と、継続的な意欲を見せる。
取材協力:伊東(@ito_44_3)