死に誘う「呪いのビデオ」を観たおじいさん→「これは詰んだ…」「逃げてー!」テレビから出てきた幽霊との意外な展開に驚愕【作者インタビュー】

幼いときから漫画を描くことが好きな甘井(
@amai_taiyaki
)さんは、X(旧Twitter) などのSNSで漫画を公開。
「呪いのビデオと呪いが効かないおじいちゃんの話」
を投稿し話題になった。導入はホラー漫画のようだがユーモアと温かさを感じる本作について、作者の甘井(@amai_taiyaki)さんに話を聞いた。
幽霊もお年寄りもその人の人生が現れた魅力的な外見をしている



甘井さんは映画が好きでホラー映画もよく観るのだが、幽霊は孤独なことが多いので、「もし驚かれなかったらどうなるんだろうか?」と思ったのが本作を描いた経緯なのだそう。
幽霊を描くのは初めてだった甘井さんは、「髪や肌の表現をどのようにすると作品の雰囲気に合っているかを模索しました」と述懐。怖がらせることが目的の漫画ではないため、ホラーが苦手な方にも読んでもらえる幽霊を狙ったようだ。
「幽霊もお年寄りもその人の人生が現れた魅力的な外見をしていると思うので、それを表現できるようにこれからも精進していきたいです」(甘井さん)
甘井さんは幽霊は怖いのかと確認すると、「怖いですが、ホラー映画や怪談は大好きです!」と即答。特にゾクッとするような内容が好きで、なかでも「日本のホラーが一番好き」と力説。
「本当の幽霊ははっきり見える存在で、その辺を歩いてるのかもしれないと想像しますし、怖いものではないのかなと考えています。ふと懐かしい匂いがするとか、誰かの存在を感じるといった話はよく耳にしますので、住み慣れた家にそっと帰っていたりするんだろうなと思っています。そうだとしたら私がうれしいのかもしれません。大好きな人の幽霊だったら会いたいです」(甘井さん)
甘井さんの作品は臨場感があり、心がほっこりするエピソードばかり。本作はホラーが苦手な人でも読みやすいので、興味があればぜひ読んでほしい!
取材協力:甘井(@amai_taiyaki)