入国スタンプがない!? 海外の空港で突如「密入国」を疑われた漫画家の恐怖のトラブルとは【作者に訊く】

とある国の滞在中、地方の空港から首都へ戻ろうとしたら突然「出国不可」と宣告されてしまい…!?世界各地を旅する漫画家の五箇野人(
@gokayajin
)さんのエッセイ漫画「海外の空港で出国不可を宣告された話。」に、読者から「怖っ」「ドキドキする」とSNS上で反響が集まっている。頭を抱えたくなるようなエピソードの紹介とともに、作者の五箇野人さんに体験の裏側を取材した。
旅のトラブルは“いい出会い”につながる!? 作者が語るポジティブ術



中南米の国を旅していた作者の五箇野人さんは、地方都市から首都へ戻るため空港へ向かう。しかし搭乗手続きをしようとしたその時、空港職員に言われたのはまさかの一言だった。
「この国の入国スタンプがないけど正規ルートで入国した?」
入国時に正式な手続きを済ませていたにもかかわらず、なぜかパスポートにはスタンプが押されていなかった。密入国の疑いをかけられた五箇さんは、まさかの事態に動揺しながらも証拠となりそうなものをとにかく提示したという。スマホの記録や現地の写真を総動員して証明し、なんとか国内移動は許可されたものの、スタンプの不備はそのまま。今のままでは日本に帰れないと宣告されてしまうというピンチに直面した。
そんな極限状態でも、五箇野人さんが大切にしていたのは「イレギュラーなトラブルが良い出会いにつながるかもしれない」という旅のポジティブ精神だという。「アレがなかったら出会えてなかった。という体験をたくさんしているので」と語る。
この長編ではシリアスな空気が特徴的だが、短編と長編とでエピソードの選び方や描き方の違いについて聞くと、「長編のエピソードは印象に残っていることをピックアップしていて、単純にずっとシリアスだと自分が疲れてしまうので、ある意味ガマンできずに途中でボケっぽい所を挟んでいる感じ」だという。
漫画を読んだ読者からは「トラブルへの対処が参考になった」「大使館と領事館の違いを初めて知った」といった声が寄せられた。五箇野人さんの作品は、旅の楽しさだけでなく、トラブル対応の追体験を楽しむことができる。
取材協力:五箇野人(@gokayajin)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。