「嘘ですよね?」同棲部屋探しで危うく不動産会社に騙されそうに!!彼氏が嘘を見抜いたワケとは?【作者インタビュー】

婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく…。

古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』。5巻が発売され注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。

彼氏が不動産会社のウソを見抜いた!一体なぜ?


2人に即決させようと、ライバルの存在を匂わせる不動産会社

冷静なこうきは不動産会社の発言の矛盾を突き、嘘を暴く


作者のコニシ ナツコさんインタビュー

『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』の作者で自身も婚活経験者という、コニシ ナツコさんに話を聞いた。

――昭和な価値観を持つアイコと、合理主義でイマドキな考えのこうきがそれぞれどう歩み寄っていくのか…というのは、ストーリーを進めていく上でいろいろと思案されましたか?

この漫画はタイトルにもあるように、「奢り・奢られ問題」からスタートしました。作者の私自身も悩んだことがあったし、巷でもよく話題になるのでこの問題について真反対の考えのキャラクターが出会い、お互いの主張をぶつけ合うのはおもしろそうだなというのが始まりです。

ただ、2人は恋愛関係になっていくので、ずっと「奢り・奢られ問題」に取り組んでいくわけにはいきません。「奢られたい」と思う女の子はどんな子だろう?「奢りたくない」と思う男性はどんな人だろう?じゃあその2人が価値観を変えるにはどんな出来事が必要?と想像を膨らませながらいろいろなエピソードを考えています。

――2人に即決させたい不動産会社が「先週内見した人が気に入っている」と嘘をついたことを、「昨日新着として出ていた物件なのに、先週内見に来た人がいるわけがない」とこうきが見抜いたところはさすがだなと思うと同時に、スカッとしました。こうきがいろいろな人を論破するシーンがよく登場しますが、描く上で難しさはありますか?

こうきの論破シーンのセリフはいつも精査しています。こうきのように論理的思考の強い読者に「そんなふうに考えないよ」と思われないように、こうきだったらこの場面でなんて言うかな?とこうきになりきって考えるようにしています。それでもこうきの思考がいまいちわからないときには、Chat GPTに聞いてみたりすることもあります(笑)。

――2人が同棲のための部屋探しで不動産会社から桜が見える部屋を提案され、アイコは気に入りますが、事前に決めた条件に合わなかったため断念します。そのときのこうきの「毎日の生活と年に1度しか咲かない桜どちらが大事です?」という言葉が刺さった人もいるのではないかと…。非常にリアルなエピソードですが、コニシさんも物件選びの際に「(一時的に)魅力的」な条件に引っ張られそうになったことはありますか?

個人的には家選びは第一印象とか「なんかいいな」という抽象的な感覚も大事かなと思っています。こうきにはツッコまれそうですが。ただ、最初に決めていた優先順位をすっかり無視して桜で決めるのはよくないですよね(笑)。


「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動にいつしか惹かれ始め、変わっていく様から目が離せなくなる本作。婚活の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!

取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)

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