【実話】夜逃げ屋を「詐欺師じゃないか」と疑う女性!?DV彼氏から自力で逃げようとするも最悪な展開へ【著者に聞く】

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は過去にウォーカープラスで紹介した「夜逃げ屋日記」の41話をお届けするとともに、著者に本作のように夜逃げの依頼がキャンセルなることついても伺った。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

今回の依頼者は今野アカリさん(23歳)で、DV彼氏からの夜逃げを希望している。2人は仕事先での出会いがきっかけで付き合うことになったが、次第に彼氏の束縛がエスカレートしていき、アカリさんのSNSや連絡用のアプリから男性を全て削除、男性芸能人の話題も禁止されてしまう。

カウンセラーのジョーさん曰く、恋人がある日を境に暴力的になることは多いという。恋人や結婚相手であれば口論は当たり前に起こるが、お互いの言い分を落としどころが見つかるまでぶつけ合う。けれど、どちらかが相手を殴って強制的に口論が終了したら、「これって楽だな」と感じる。

なので、「何か予兆を感じたら早いうちに分かれるのは望ましい」とジョーさんは語る。

すると、アカリさんの隣に座っていた友人の橘ヨウコさんが、「依頼者の夜逃げ後のサポートもしてるって聞いたんですけど、過去の依頼者に直接会って、本人たちからその後のことを聞くことってできます?」と社長に質問をする。

社長は「そう簡単に合せられるわけないでしょ」と答えると、ヨウコさんは立ち上がり「私、あなたのこと詐欺師じゃないかと疑ってます」と言うではないか!?ヨウコさんは一般業者よりも割高な料金を請求するこの夜逃げ屋を疑い、親友を任せられないというのだ。

そしてヨウコさんの意見もあり、今回の依頼はキャンセルされたのだ。けれど、2週間後に事態は急展開を迎える。

夜逃げ屋の事務所にヨウコさんがやって来て、頭を深々と下げて社長と宮野に「先日は本当に申し訳ありませんでした」と謝罪をする。ヨウコさんは友達と4人でアカリさんを夜逃げさせようとしたが、DV彼氏に見つかってしまい夜逃げを中断。

加害者にバレた末の中断は、最大のタブーの一つ。事態はさらに予想外の方向へ進んでいくのであった…。
――今回のように、夜逃げの依頼がキャンセルされることはよくあるのですか?
依頼のキャンセルはゼロではないですね。やっぱり「DVしている相手を見捨てられない」など理由は様々です。
はたして、アカリさんはDV彼氏から無事夜逃げができるのだろうか?「夜逃げ屋日記」は待望の第4巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(
前編
/
後編
)も実現している。夜逃げ屋に興味や関心がある方は、この機会にぜひ読んでほしい!
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)
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