【実話】24年の人生で一度も「生理が来ない」独身女性!?不妊治療の大変さについて著者が赤裸々に語る【作者に聞く】

ピルの不妊治療に苦しむ女性画像提供:ぺ子さん

ぺ子(@peko_comic)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づく漫画をいくつも公開している。SNSのフォロワーさんの実体験を基に描かれ、リアリティーが溢れる作品ばかりだ。今回は不妊治療に関する2つの作品をお届け。ぺ子さん自身も不妊治療を経て3人の子どもに恵まれた経験を持っており、仕事で多忙だった主人公の不妊治療についての意見も聞いた。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。


生理がない女性が妊娠!?

1-5画像提供:ぺ子さん

独身のユナさんは24歳のとき、レディースクリニックで医師から「今まで一度も生理がきたことがありませんね」と言われ、これまでの出血は不正出血だったという衝撃の事実を告げられる。そして、このままでは将来子どもが欲しくても不妊治療すらできないことに絶望してしまう。

5-5画像提供:ぺ子さん


医師から処方された、毎月生理を起こすための排卵誘発剤を飲むも効果はなく、すぐに注射へ移行。注射はクリニックで決まった日に打つのだが、仕事が忙しくなりそれどころではなくなってしまう。その後も時間とお金をかけて治療をするが、痛みがひどく、落ち込むユナさん。そんなとき、仕事の関係で知り合ったハチさんとの出会いをきっかけに、ユナさんの運命が大きく変わっていくのであった。

著者に仕事で多忙だったユナさんの不妊治療について意見と伺うと、「不妊治療と仕事の両立は本当に大変だと思います。治療自体のしんどさもありますが、作中にもあるように職場の上司や人間関係で悩むことも…仕事はできれば辞めたいけど、やりがいやお金の問題で辞められない、そんな方々も多いのではないのでしょうか」と語ってくれた。


不妊治療の末に離婚を決意した夫?

5-1画像提供:ぺ子さん

タイミング法を始めて2年経つも、なかなか子どもを授からない夫婦。そこで夫も不妊検査を受けてみると、原因はなんと夫にもあることが判明!夫は「クラインフェルター症候群」という性染色体の数の異常による生まれつきの病気だった。

9-5画像提供:ぺ子さん


これまで不妊の原因は、妻にあるとばかり思いこんでいたためその事実を知りショックを受けてしまう夫。そして病院の帰り道、夫は「離婚しよう」と妻に告げるのであった。

子どもを授からない原因が妻にあると思っていた夫について著者に尋ねると、「ただ単に、『不妊』についてよく知らなかったのが大きな要因だろうな、と思いました。現に、2年間主人公の男性は不妊検査をしていませんでした。それには、病院側が検査を勧めていなかったこと、本人たちに男性不妊の認識がそこまでなかったこと、さらに夫婦間で『妊活はゆったりでいいよね』との話し合いもあったのではないかと思います」と話してくれた。


今回は実話に基づいた2つの作品をお届けした。ぺ子さんはSNSやブログでそのほかの作品も投稿しているので、興味がある人はぜひ一度読んでほしい!


取材協力:ぺ子(@peko_comic)

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