時給0円!10分で終わる掃除のために1時間前出勤!?会社の独自ルールに新人が嘆く実録エッセイ【作者に聞く】

自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(
@syake8989
)さん。今回は、X(旧Twitter)にて投稿されている中からエッセイ漫画「【ブラック企業の日常10】始業1時間前に行かされる理由」を紹介するとともに、著者に始業1時間前から掃除する会社の規則についても聞いた。
「始業開始1時間前に来てね」新人が絶句したブラック企業の洗礼



仕事中のしゃけなかほいさんのもとに1人の従業員が近づいてきて「週明け掃除当番よろしく」と声をかけてきた。どうやら掃除当番は、始業の1時間前に出勤して掃除をするという決まりになっているらしく、その話を初めて聞いた瞬間、驚きが隠せなかった。「分かりました」と答えたものの、面接では一切説明されていなかった…。
そして迎えた当日。決まりどおり1時間前に出社し、掃除を始めたが、ゆっくりやっても10分程度で終わってしまった。もちろん無給。「果たして1時間前に来てやることなのだろうか」と疑問がわいてきたが、始業までの時間があるので、パソコンに向かって自習をすることにした。それでも「1時間前の出勤は人生のムダ使いでは」という思いが頭を離れず、帰りたい気持ちになったしゃけなかほいさんであった…。
この会社では、通常出勤の日でも始業30分前には出勤するのが当たり前とされていたそう。掃除当番の日は始業1時間前から出勤する会社の規則について、作者のしゃけなかほいさんは「早すぎると思いましたが、新人か管理職しかいないブラック企業あるあるの人員だったので、新人は疑問に思うけれど、ずっといる人たちは疑問を感じないようでした。それから、掃除で使う雑巾がすごく汚かったことを覚えています」と当時の思いを語ってくれた。
ブラック企業の話なんて信じがたいと思うかもしれないが、こうした日常が実際に存在している。気になる方は、本作「ブラック企業の日常」シリーズをぜひ読んでみてほしい。
取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)
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