ブラック企業を退職→「気づけば231社エントリー?」ブラック企業を辞めた女性が“ホワイト転職”をつかむまでの道のり【作者に聞いた】

4年間勤めたブラック企業を退職し、「次は絶対ホワイト企業に」と転職活動を始めたじょん(@John25uru)さん。ところが、希望通りの企業からはなかなか内定がもらえず、気づけば応募数はなんと231社以上に――。そんな怒涛の転職活動を描いたエッセイ漫画『転職編』には、多くの共感と驚きの声が寄せられている。




前職では神経症を発症するほど追い詰められたというじょんさんは、転職先に「残業の少なさ」や「休日の多さ」を重視。ワークライフバランスを軸に、主に事務職を中心に求人を探した。しかし、選考は難航。「色の開発」「テクニカルライター」など、予想外の職種に出会うなかで、「ナッツアレルギーを抱えながらナッツメーカーの面接に挑む」など、印象深い出来事も数多くあった。
驚くべきは、面接を重ねる中で“気合いを入れて臨んだ会社ほど落ちる”という法則があったこと。「逆に、あまり気負わず応募した企業からは内定が出ました。次はもっと肩の力を抜いて臨みたいですね」と、振り返る。
さらに、ある最終面接では「御社で働くうえで大切なことは何ですか?」という質問に対し、「逆になんだと思いますか?」と逆質問される一幕も。真面目に「主体性でしょうか?」と答えたものの、返ってきたのは「おちゃめさかな?」という意外すぎる回答だったという。
転職活動中には、アダルトゲームのシナリオライターだったり、給与希望額を突然聞かれたりと、予想外の体験も多かった。それでも、じょんさんは「自己理解がすべての出発点」と語る。「自分が何をやりたいか、どんな働き方を望むか。そこをはっきりさせることが一番大切だと思います」。そして今、ようやく理想に近いホワイト企業への就職を実現した。
転職に悩むすべての人にとって、本作は「笑えるけれどリアル」な体験談として一読の価値がある。
取材協力:じょん(@John25uru)
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