「2月6F日」!?日付に16進数が採用された未来に辿り着いたパーカー男、彼がその年号を導き出した意外なヒントとは?【作者に聞いた】
動物、お金、食文化などさまざまなモチーフを題材に、シリアスとギャグを詰め込んだ4コマ漫画を描くのは、漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリ
(@yukinohotel)
さん。意味がわかるとおもしろい、じわじわ笑えてくる「癖になる文学的なオチ」を味わってみてほしい。
日付に16進数が採用された未来、アンドロイドのパラドックス、3級市民の食事など…未来をテーマにした4コマを集めてみた。




日付に16進数が採用された未来に行き着いてしまったパーカーお兄の話が描かれていた。男が行き着いた先で日付を聞いてみると、なんと答えは「2月6F日」。調べてみるとこれは「2月111日」を示すのだそうだ。さらに驚くべきなのは、その元号「奇応丸」。中学生船長が船につけるような名前になってしまっている。
雪のヤドカリさんに「令和」の次の元号が決められるとすると、何にしたいか聞いてみると「ピュレグミにします」と即答。実は、今一番欲しいと思っていた権利だったらしく、「仮定だとしてもうれしいです!!」と喜んでくれた。




続いて、雪のヤドカリさんにゾンビが襲ってきたときの対処術について聞いてみた。
「これあんまり知られてないんですけど」と前置きがあり、語るには、実のところゾンビは膝カックンを3回やったら倒せるらしいのだ。そのため、ひたすら後ろに回り込んで膝カックンを試みるだけでゾンビまみれの世界を生き抜くことができるらしい。
「ゾンビに近寄るのはちょっと怖いなぁと言う人は、Amazonにそれ用の棒が売ってるので試してみてください」と答える雪のヤドカリさんは、ほとんど英雄のような顔つきをしていた。




雪のヤドカリさんは、人型ロボット、いわゆるアンドロイドを軸にした漫画をよく描いている。実は密かに家ではアンドロイドに紅茶を淹れるように命じたりしていないか…恐る恐る聞いてみると「まさか!そんなわけありませんよ(笑)」と話す。安心したのも束の間、次の一言で凍りついてしまった。「紅茶を淹れるのはもっぱら私の役割です。もちろん、彼女には紅茶の香りづけをした機械油を渡していますが」




階級化された市民の世界と、その食事模様を描いたディストピア世界。漫画では描かれていないが、1級市民だと、どのような待遇が期待できるのだろうか。雪のヤドカリさんに聞いてみると「モスバーガーのソースの量が3倍になります」と解説してくれた。しかし、モスバーガーのソースをこぼしたら最後。4級市民から再スタートになるのだそう。まるですべてを見てきたかのようなセリフに、雪のヤドカリさんという存在が恐ろしくなってしまった。
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