「送り付け詐欺に怒髪天」届いた“知らない荷物”の代引き2万5600円!宅配現場で見かけるリアルな困りごとに反響【作者に聞く】

突然届いた宅急便が、代引きで2万5600円と言われた。頼んだ覚えはないけれど、もしかして家族の誰かが頼んだものかも…と思って支払ってしまう。近年では、このような注文してもいない商品を勝手に送りつける「
送りつけ詐欺
」が流行している。今回は、長年宅配業界で働いてきた、ゆきたこーすけさん(
@kosukeyukita
)さんが描く「運び屋ゆきたの漫画な日常」から「頼んでない」をご紹介するとともに、頼んでいない商品が届いたときの対処法についても話をうかがった。
実録・宅配トラブル!代引き支払いに潜む落とし穴を大公開



本作「頼んでいない」を描いたゆきたこーすけさんは、宅配の現場を描く4コマ漫画「運び屋ゆきたの漫画な日常」を描いている。実際に代引きを利用する人たちについてゆきたさんは、「オンライン決済が主流になった現在でも、常に一定数いらっしゃいます。『商品が届いてからしか決済をしたくない』という方や『カード情報を業者にあまり渡したくない』という方が、代引きを選ばれることが多いように思います。また、オンライン決済に慣れていない年配の方のご利用も多いかもしれません」と語る。
もし「身に覚えのない荷物」が届いてしまった場合には、「『送られてきた以上は受け取らないといけない』と思ってしまう方がいらっしゃるのですが、身に覚えのないものは受け取りを拒否しても大丈夫です。すぐに判断がつかないときは、受け取りを保留にし、荷物は一旦持ち帰ってもらうことができます。その間に確認をしていただいてもよいかと思います。また、誤って受け取ってしまった場合でも、お金を取り戻せる場合もあるので、諦めずに消費者センターや宅配会社にご相談ください」と長年宅配業者で働いてきたゆきたさんはアドバイスまでしてくれた。
定期便などの存在を忘れているだけ、というケースもあるので、まずは慌てず確認することも大切だ。宅配の現場では、こんな困った話やちょっと笑えるエピソードが日々起きている。ユーモアの中に、暮らしの知恵とやさしさがにじむこの作品。読めばきっと、宅配ドライバーさんへの目線が少し変わる本作をぜひ読んでみてほしい。
取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
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