「ニンゲン、飼い始めたんだって?」飼う側から飼われる側へ⁉︎ 「ペットのリアルな気持ちが知れるかも!」と反響大【作者に聞く】

この世界では人間が、犬や猫などのペットを飼っている。しかし、逆にニンゲンが自分たちよりも上位生物に愛玩動物として飼われることになったら?そんな世界線を描く、ぴえ太(
@camoy_ghost
)さんの「ニンゲンの飼い方」は、人気を呼び続け、現在は【続・ニンゲンの飼い方】が書籍発売となっている。ニンゲンが飼われる姿をみて、「見方が違えば、自分たちが飼っているペットはこんな世界に見えているのかも」という声が届く。
「ニンゲン拾って飼い始めたんだよね」ニンゲンの繊細さにモンスターも困惑



ある日、ただコンビニにアイスを買いに出かけただけなのに、気がつくと異世界に迷い込んでいたニンゲン。そこは巨大なモンスターたちが暮らす世界で、彼はとあるモンスターに保護され、飼われることになる。モンスターの指先でつまめるほど小さなニンゲンは、怯えながらも少しずつこの世界に順応していく――。こうして、ニンゲンとモンスターの不思議な共同生活が始まった。
作者のぴえ太さんに、「ニンゲンが飼われる」という異世界設定について伺うと、「初めはそういう設定は考えていなくて、次に描くときにニンゲンのことを教える人外なら飼育指導の方が話を広げやすい、と思ったのでこういう世界観で描くことにしました」とのこと。
最初に漫画ではなく「ニンゲンの飼い方の取扱説明書」という設定から描かれている理由については、「とくに理由はありません(笑)。最初はニンゲンになれていない人外に教える図鑑みたいなものがあったらおもしろそうだと思って描いたので、そこからもっといろいろと掘り下げてみて、漫画も描きはじめました」と教えてくれた。
「ニンゲンの飼い方図鑑」を読んでいると、ニンゲンがとても繊細な生き物のように思えて、不思議な感覚になる。その点については、「ニンゲンに限らず生き物を扱うのって細心の注意が必要ですし、人外側からしたらニンゲンは小さくてか弱い生き物の部類に入ると思ったので、こういう感じに描きました」と語った。
ニンゲンが飼われる立場になるという不思議な物語に、ハマる人が続出。ぴえ太さんの描く本作「ニンゲンの飼い方」を、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:ぴえ太(@camoy_ghost)
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