自信作の作文を教師が「クサい」と一喝!「感動は文章の上にない」人気作を手掛ける漫画家の心に刺さった指摘【漫画家に聞く】

マンガを描く度に思い出すアドバイス画像提供:かっぴー(@nora_ito)

「左ききのエレン」や「おしゃ家ソムリエおしゃ子」など映像化もされた人気作を手掛けてきたかっぴー( @nora_ito )さんが、自身の体験を元に描いた漫画「マンガを描く度に思い出すアドバイス」。かっぴーさんが高校生の頃、英語教師から告げられたやや辛らつながらも愛のあるアドバイスには、読者から大きな反響が寄せられた。本作について、かっぴーさんに話を伺った。

先生からのアドバイスは現在の作品に活かされている

マンガを描く度に思い出すアドバイス(1)画像提供:かっぴー(@nora_ito)

マンガを描く度に思い出すアドバイス(2)画像提供:かっぴー(@nora_ito)

マンガを描く度に思い出すアドバイス(3)画像提供:かっぴー(@nora_ito)

本作「マンガを描く度に思い出すアドバイス」の作者であるかっぴーさん、学生時代は作文が得意だったという。ある日、海外での語学研修の思い出を作文にするという課題が出たとき、提出した作文を読んだ英語の先生から「こっからクセェ…!!」とダメ出しをされてしまう。感動は読者の心の中で生まれるものであり「心にもない事」は創作の文章であってもクサくなる、という先生の言葉に、かっぴーさんは自分のなかに「こう読んで欲しい」と決めすぎていたと気づくのだった…。

本作のエピソードについてかっぴーさんは「漫画の中でも書いたとおり、度々思い出す印象的なエピソードだったので、描いてみようと思いました」と語る。この先生からのアドバイスは漫画家となった現在でもしっかりと活かされているらしく「漫画は読者がそれぞれのペースで楽しめる自由な媒体なので、何でもかんでもページをめくると答えがすぐあるというのは、もったいないなと思っています。読者に余韻というか、飲み込む時間を与えたいときに、この方法を使っています」と明かしてくれた。

「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」や「SNSポリス」といったギャグ漫画に始まり、近年は自身が原作を務める「15分の少女たち -アイドルのつくりかた-」や「アントレース」など、さまざまな形で作品に関わっているかっぴーさん。現在は少年ジャンプ+(集英社)にて連載されていた代表作「左ききのエレン」の“原作版”をnoteにて連載中(作画:nifuni)だそうだ。本作を読んで漫画家かっぴーさんのことを深く知りたくなった人は、こちらの作品もぜひチェックしてみてほしい。

取材協力:かっぴー(@nora_ito)

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