「僕の人生に猫を…!!」猫好きなのに重度の猫アレルギー!?猫への深すぎる愛がまさかの展開…愛猫家に大反響【作者に聞く】

猫が好きなのに重度の猫アレルギーを持つ猫飼太陽(
@nekokaitaiyou
)さん。猫に触ると、身体中に湿疹が出て痒みが止まらなくなり呼吸も荒くなる。それでも、物心ついたときから「無類の猫好き」!友達を選ぶ基準は猫を飼っているかだし、お付き合いをした女性から「私じゃなくて、私の飼っている猫が好きなんでしょ」と言われるほどだ。そんな「猫を飼いたい!」という強い猫愛が一冊にぎゅっと詰め込まれた「描描猫猫 猫アレルギーだけど猫飼いたすぎ物語」を紹介しよう。
漫画制作というより、一匹の猫を創るような気持ちで臨んだ



猫好きの猫飼太陽さんは、幼い頃から「猫を飼いたい」と思い続けていたが、親の反対で飼えず、野良猫や友達の飼い猫でその思いを満たしていたそうだ。猫好きが高じて、友達を選ぶ際も「どんな猫を飼っているか」が基準になるほどだったという。ところがある日、猫に触れたことで激しいアレルギー反応が出てしまい、血液検査をすると最も症状の重い「クラス6の猫アレルギー」と診断されてしまう。それでも「猫を飼いたい」一心で、食事療法や神社へのお参りなど、あらゆる手段を試した…。
そんな猫飼さんは、かつて幽霊らしきものを見た体験があり、それをきっかけに取材を受けることになったそう。ところが、霊体験よりも猫とのエピソードが面白がられ、同席していた編集者からも「いつか作品にしましょうよ!」と提案されたという。猫飼さんは「そんなバカな」と思いつつ、「気づいたら本当に連載させてもらえたうえに、単行本化までさせていただくことになったのです。霊体験より何倍も稀有な体験でした」と、本作「描描猫猫 猫アレルギーだけど猫飼いたすぎ物語」を描くことになったきっかけについて教えてくれた。
また、作品づくりにおいては、「『ゆめちゃん』をいかに読者の皆さんにも伝播させるか、 1コマ単位、線単位、点単位に情念を込めて描きました。 漫画を作るというより、一匹の猫を創るような気持ちで臨みました」と、特にこだわった点を明かしてくれた。
最後に、作品の見どころとして「エピソードごとに『白』『黒』『スクリーントーン』の3種で構成してみたのですが、その色を意識しつつ読んでいただければ、また違った味わいが醸されるかと思われます」と語った。
取材協力:猫飼太陽(@nekokaitaiyou)
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