「さすがにイタくない?20代が選ぶドレスでしょ」36歳新婦の晴れ姿に未婚友人が物申す!30代だと着られないウエディングドレスって!?【作者インタビュー】
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく…。
古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。6巻が発売されたばかりで注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。




作者のコニシ ナツコさんインタビュー
「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者で自身も婚活を経て結婚されたという、コニシ ナツコさんに話を聞いた。
――6巻発売おめでとうございます!6巻の見どころを教えてください。
ついに、アイコとこうきの間で結婚式の話題が持ち上がります。結婚式については男女で価値観が分かれがちなところだと思うので、2人がどんな点でぶつかるのか、ぜひ注目していただきたいです。
――「35、36歳が一番(結婚を)焦る年齢なのかも」とアイコが思う場面がありますが、コニシさんの経験や周囲の声などで、実際そのように感じられたことはありますか?
実は、私が1番苦しかったのがその年齢あたりでした。アイコの年齢の設定もそれをもとに考えています。35、36歳って自分自身の感覚と世間から見た印象のギャップが大きいんじゃないかなと思います。まだ20代のころの感覚を残していながら、世間からはおじさんおばさんと見られてしまう…。今、私自身は40代なのですが、35、36歳を過ぎたあたりからどんどん楽になっていった気がします。
――友人の結婚式で、「(ウエディングドレスの)リボンがイタい」など未婚の友人の辛口コメントが印象的です。結婚式の場でなくとも女性同士で「こういうこと、あるな」と共感してしまいました。本作では、そういう「あるある!」と共感できる部分が多いのも魅力ですが、「あるある」エピソードはどうやって作られているのでしょうか?
多くは私の実体験がもとになってエピソードを膨らませているから共感してもらえるのかもしれません。アイコが出席した結婚式での「友人のドレスがイタい」というエピソードに関しては、20代のころに結婚した私の同級生が結婚式を挙げたとき、「30代になると純白じゃなくてオフホワイトのウエディングドレスを勧められるらしいよ」と話していたのを強烈に覚えており(私はそのころ独身でした)、今回のエピソードを思いつきました。実際は30代以上は純白が似合わないなんてことはないと思いますけどね!
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、変わっていく様から目が離せなくなる本作。婚活の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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