【実話】不妊治療が上手くいかず自分を責め続ける夫!?「子どもを抱きたい」という夢に向き合う切実な夫婦【著者に聞いた】

ぺ子(@peko_comic)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づいた作品をいくつも公開している。SNSに投稿された「原因は、俺…?」という作品はフォロワーさんの実体験を基に描かれ、注目を集めている。本作を紹介するとともに、不妊治療の経験がある著者に治療をお休みすることで身体にどんな影響があるかなどについてもインタビューした。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

妻に不妊治療の副作用がつらすぎると告白した夫。普通の人なら妊娠できるチャンスはたくさんあって、お金も時間もかけずに妊娠ができる、などと他人と比べる。さらに「普通の体だったら…どれだけよかったんだ…!」と叫んで悔しさでいっぱいになる。

そして、「しょうこは子どもを抱くことはできない、だから…別れよう…」と妻に告げる。2年ほど不妊治療を経験した妻は、その言葉を聞いて「まるで…一緒に責められてるみたい…」とうつむきながら言う。

夫は妻と一緒にいたいが、子どもを抱くという夢が叶えられず「俺がしょうこの幸せの足枷になりたくないんだ!」と大声で叫ぶ。すると、妻は表情を変えて「子どもなんかいなくてもいいよ」と言うではないか!?

さらに、両手を広げて「そうだ!全国一周キャンピングカーで周るってのはどう!?」と提案をする。「子どもがいる未来だけが私の幸せだと決めつけないで」「子どもの前に私がいるよ…?」と言って涙を流す妻であった。

――不妊治療でネガティブな気持ちになるよりも、治療をお休みして気分転換をした方が身体にもよい影響があると思いますか?
ストレスは妊活において大敵なので、気分転換をされることはとてもいいことだと思います。ただ、私自身がそうなのですが、「治療を休む」ことで時間は過ぎてしまうので、焦りを感じてそれ自体がストレスになってしまう方も…自分の性格に合った息抜きの仕方を探し出せるといいですね。
――夫は妻のことを考えているからこそ「別れよう」と言ったのだと思いますが、この点についてぺ子さんはどうお考えですか?
男女逆だったら、私も同じことを言うかも?と思いました。それは、治療から逃げたいからと言うわけではなく、相手(妻)の「子どもがいる未来」を自分が奪ってしまうことになると思うからです。相手の幸せを考えるからこそ、自分は身を引いた方がいい…そんな切ないえーいちさんの想いが託されているのではないかと思います。
ぺ子さんのSNSやブログなどではそのほかの作品も投稿されているので、興味のあるればこの機会にぜひ読んでみて!
※この作品は事実に基づいたフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。
取材協力:ぺ子(@peko_comic)
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