【実話】真夏日で「日本中が臭い」と感じるあなたへ… 戦場では“悪臭”が命を守ることも?地獄の衛生状況と兵士の体臭問題【作者に聞く】

兵士の体臭について話す高部正樹さん画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

本稿では、本物の戦場で傭兵をしていた、軍事評論家の高部正樹さんを描いたコミックエッセイ「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし 戦時中の軍隊の真実編」(著・にしかわたく)を紹介。本作は、高部さんから聞いた話をもとに描いた、リアルな戦争の現状がよくわかる作品として人気だ。


戦場での衛生と命の狭間

「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし 戦時中の軍隊の真実編」01画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

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ミャンマーの戦場では、毎日洗濯ができず、戦闘服は10日に1度のペースでしか着替えられなかった。汗をかいても服が乾く暇がなく、細菌が発生し悪臭を放つ。しかし、柔軟剤のような良い香りはかえって目立ち、敵に気づかれやすくなるためNG。戦場では「悪臭は許されても、良い香りは命取りになる」のだ。またボスニアでは、設備上の問題から部隊の仲間とシャワーを浴びる必要があり、彼らのワキガ臭が鼻を直撃し、脱衣所は地獄と化したのだとか…。

地域によってはお風呂に入る習慣がないことについて「風呂好き民族(あくまで個人的感想)の一員としては、耐えられる気がしない」と本音を明かす。一方で、「毎日入浴する習慣のある国はおそらく少数派。欧米先進国で毎日シャワーが当然の国でも、洗髪は2~3日に一度と聞いた。郷に入れば郷に従え、住めば都ということなのだろう」と述べた。

今回は兵士の「体臭」にまつわるエピソードを届けた。戦争中はお風呂もろくに入れず、洗濯も限られる不衛生な状況が続くという。戦場のリアルと体臭問題についてもっと知りたい人は、この機会にぜひ読んでみてほしい。


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