「見る」ことで楽しめる漫画!LINEマンガ5冠『無限覚醒』が語る“力と強さ”の真髄【作者に聞く】

リリース初日にはLINEマンガで5冠を達成し、10秒に1回のペースで「いいね」が押される――。株式会社サイバーエージェントが運営する縦読み漫画スタジオ「STUDIO ZOON」が2025年6月30日に放った新作『無限覚醒』が、快進撃を続けている。


「どいつもこいつも派手にカッコいい!」――そんなコンセプトから生まれた本作の、縦スクロールを活かしたアクションや「力と強さ」をめぐる熱いメッセージは、いかにして生まれたのか。今回、大きな話題を呼ぶ本作の作者、鍛治健人さんと田邊雄也さんに、作品に込めた想いや制作秘話を聞いた。

今までにないような縦読みバトル漫画を描きたい!(田邊雄也)


――無限覚醒を描くうえで、最初に「これは描きたい」と思った要素は何でしたか?

【鍛治健人】「どいつもこいつも派手にカッコいい!」そんな縦読み漫画を描きたいと思いました。

【田邊雄也】縦を活かしたアクションや個性的なキャラクターで、今までにないような縦読みバトル漫画を描きたい!と思いました。

――この作品を通じて、読者に伝えたい“感情“や”メッセージ“はありますか?

【鍛治健人】「力」は突如得られても「強さ」は痛みを伴う覚悟からしか得られない。そんな想いが届くといいなと思ってます。

【田邊雄也】広弥のように、眠っている能力や才能は誰しもが持っていると思います。ただそれを見つけるのは至難の業で、走り続ければいつかその才能に気づける(かも)ということを伝えたいです。

――主人公や登場キャラクターの設定において、執筆前から決めていたこと・執筆中に変わったことはありますか?

【鍛治健人】草薙彗(くさなぎけい)をライバルとして登場させることですね。主人公の広弥(こうや)とは対照的な存在で、また違った形で最強を約束されたキャラです。

【田邊雄也】いただいた設定やプロットはネーム時にけっこう自由に変えさせてもらってます。広弥の性格も当初は「強さへの探究心」という要素もあったのですが、純粋な正義の心を持つ少年にしました。おかげで強大な力を手に入れてもブレない主人公になりました。

「読む」ではなく「見る」ことで楽しめる作品を目指しました(鍛治健人)


――描かれた中で、「このシーン(または台詞)は特に印象深い」と思う箇所があれば教えてください。

【鍛治健人】3話のラストで描かれた広弥の変化。ずっと何かのせいにすることで悩むことや求めることしかしてこなかった少年が、自分の意思で自らの使命や過去との決別と向き合い、歩み始めるシーンは個人的に印象に残ってます。このシーンで広弥というキャラが決まりました。

【田邊雄也】広弥の「天から授かろうが禍から授かろうが、これは僕の力だ」と禍の力で戦うことを決心するシーンです。これはムゲンのチカラを手にした広弥に言わせたいセリフでした。持たざる者は選り好みせずに使えるものは使えという僕から広弥へのメッセージでもあります(笑)。

――本作に込めた、作家としての“挑戦“や”実験“があれば教えてください。

【鍛治健人】「読む」ではなく「見る」ことで楽しめる作品を目指しました。もちろん、読んでもおもしろいと思ってますが(笑)!

【田邊雄也】深みがあり読み応えのある縦読み漫画を目指しました。縦読みと横読みでは入れられる情報量が違ったり、内容によっては向き不向きがありますが、縦横の垣根なしに楽しめる漫画になれたらいいなと思います。

――最後に、本作品をどんな人に読んでほしいですか?

【鍛治健人】すべての漫画好きに知ってもらいたいです!!

【田邊雄也】内容は熱いバトル漫画で、カラーもとてもきれいで迫力満点なので、縦読みファンの方、初めて縦読みに触れる方にも楽しんで頂けるかと思います!ぜひご一読をよろしくお願いします!


「無限覚醒」(C)鍛治健人/田邊雄也/STUDIO ZOON
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