【パワハラ上司】「むしろしつけてやってんだから!感謝しろ!!」言葉の暴力じゃなくて、愛のムチ?【作者に聞く】
「これは言葉の暴力じゃねえ!愛のムチなんだよ!むしろしつけてやってんだから!感謝しろ!!」と怒鳴る上司。こんなパワハラ上司が社内にいたら雰囲気は悪くなる。しかし、受け取る側が異常にポジティブに受け止めれば…?そんな漫画を描くコハラモトシ(@kohara_motoshi)さんの『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』を紹介する。斜め上をいくポジティブな受け取り方がギャグになっている。
メンタル強靭な社員!!このくらいできたらいいのに

コハラさんの描く「パワハラをポジティブに受けとるヤツ」の登場人物は、パワハラ上司とポジティブ思考な社員のコンビ。パワポジ5では「おまえ明日から会社に来なくていいからな!!」と、上司に怒鳴られた社員は、「なるほど、在宅勤務か!」とうれしそうに早退。

どんなにひどい暴言を吐かれても、それを上回るポジティブ思考で上司を圧倒する社員の折れない強靭なメンタルに、「ポジティブとかいうレベルじゃねぇ!」「これぐらいのポジティブ思考が欲しい」など、読者からはさまざまなコメントが寄せられている。多くは「ヤバすぎて、腹がよじれた」と、予想を上回るオチに称賛の声が集まる。

パワポジ19でパワハラ上司は、「これは言葉の暴力じゃねえ!愛のムチなんだよ!」と何でもパワハラ化する世間に悪態をつく。「批判や反論などの“意見”であれば、今後のためにもしっかり受け取るのですが…、暴言や悪口などの“誹謗中傷”は真面目に受け取る必要がないですからね(笑)。そんな感じで、“自分ならこうする”というのをギャグとして表現しました」とコハラさん。どんな暴言を吐かれても一枚上の受け取り方で闘うシーンは、思わず爆笑!仕事で心をすり減らしたとき、読むとスカッとする作品だ。

本作が生まれたきっかけを作者のコハラモトシさんに聞くと、「この『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』(長いので『パワポジ』)は、ギャグとして思いついたままに描いた“一発ネタ”(出オチ)です。元々『アニワル』という“考え方”を変えれば“人生”も変わる!という漫画を描いていることもあって、日ごろから自分にとってプラスになるように捉えたり、前向きに考えたりと意識しています。物事は捉え方次第で良くも悪くもなりますので。この『パワポジ』も『自分ならこう捉える』と考えた」と話す。新書『
一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ
』も人からいわれた”ひと言”が気になって落ち込んでしまう人、一人反省会をしてしまう人に向けた悩みの対処方法を描く。
パワポジは、LINEスタンプも発売中。コハラさんはほかにも、そのほか、『
ちいさめ
(手乗りサイズの小さなサメ)』『
死神見習!オツカレちゃん
』『
アニワル
』など、多くの書籍を手がける。
取材協力:コハラモトシ(@kohara_motoshi)
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