【ホラー漫画】同じ先輩が2人!?単なる見間違いなのか…体育館に現れた不気味な影の正体は?【作者に聞いた】

「怖かったら一杯無料」を謳い文句に、実話ホラーを語ってくれる客を待つ、スナック店主兼シナリオライターのエミ。霊感ゼロながらも、なぜか彼女の元には続々とコワイ話が集まってくる…。そんな珠玉の“コワイ話”を1話完結で展開していく漫画『丑三つ時、コワい話はこのBarで』。そこにつづられているストーリーは、フジテレビ『ほんとにあった怖い話』や『呪怨 THE LIVE』の脚本家でもあり、本作の原作者・穂科エミさんが集めた実話がもとになっているというから驚きだ。

ロングヘアーのはずが…見えたのはショートヘアの先輩!?見えるはずのない“影”の正体は?


今回は、第4話『夜の体育館』を紹介するとともに、原作者の穂科エミさん、漫画を担当している近原さんのお2人に、本作やホラー漫画について話を伺った。


今回エミの店を訪れた若手売れっ子女優の優(ゆう)は、学生時代の不気味な体験について語りはじめた。演劇部に所属していた彼女はある日、体育館で練習中、徐々に寒気と耳鳴りがひどくなっていったという。そんなときに、音響担当の生徒が奇妙な影を見たと言い始め…。

ずっと相沢先輩だと思っていた影は…?

優がずっと感じていた“気配”が徐々に存在感を増してくる…!!

演劇部員が見た影の正体は…!?


――怖い話を集められているという穂科さんに質問です!夏、特にお盆時期はやはり「見える」ことが多いのでしょうか?

【穂科】多いかもしれません。気のせい…では片づけられない話が、不思議と夏に集中する印象があります。特にお盆は「見た」「感じた」系のエピソードが多いですね。この時期、日常の中に一瞬だけ異質なものが紛れ込んでくる感じがして、怖さと同時に切なさも含んでいるように思います。

――お2人にとって、ホラー漫画の魅力はどういうところにあると思いますか?

【穂科】“静かな怖さ”を絵でじっくり味わえるところだと思います。動かないはずのコマなのに、ふと視線を戻したくなるような不安を残したり、めくるタイミングによって怖さが倍増したり。映画や舞台とはまた違う、自分のペースで“留まって見られる”のがホラー漫画ならではの怖さであり、魅力かなと思います。

【近原】映像だと多人数で一緒に時間を共有して観ることができますが、漫画を読むときは大抵1人だと思います。自分のペースでどっぷり世界観に浸りながら、「怖いけど見たい!」という好奇心と非日常を感じられる身近な娯楽媒体だなと思います。

――ホラー漫画を描くにあたり、気をつけていたり工夫しているところなどがあれば教えてください。

【近原】文章で読む際の怖さと、それを描き起こして視覚的に恐怖を描く過程はとても難しいなとあらためて感じています。本作ですと、この物語の語り手はどこに一番恐怖を感じたのだろうか、となるべく客観的に見ることと、シナリオ(穂科さんの原作)を読ませていただいたときの初見のイメージ(自分はどこに恐怖を感じたか)も大事にしつつ、怖さの山場を決めていきました。


「丑三つ時、コワい話はこのBarで」は穂科さんが人から聞いた話や、穂科さん自身の実体験エピソードがもとになっているとのことで、“本当にこんなことが!?”と考えながら読むと、よりいっそう怖くて惹き込まれるはず!

取材協力:穂科エミ(@hbdg1999)、近原

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