【ホラー漫画】「私がカヨなのに」お母さんは無視してすり抜けていった…目を開けたら母のようなものも私のようなものもいなかった【作者に聞く】
ウォーカープラス真夏のホラー漫画特集。怖い話で涼しくなれる、とっておきを紹介しよう。
不思議な体験をするというKさん。そんなKさんの体験談『Kさんの不思議な話』を紹介しよう。出かけたはずの母が庭に立っていたり、玄関から帰ってきたりする。母の奇行を見てしまったKさんは、一体どれが本当の母なのかわからなくなると話す。
どれが本物なの!?




本作は、pixivに投稿された佐藤さんのKさんシリーズ。スタートは、Kさんが怖いと感じる「隙間」。その理由を聞くと、北陸に住んでいたころの話を始めた。真夜中にどこからともなく聞こえてくる「子守歌」。いい加減うるさくなってどこから聞こえてくるのか調べると、自分の部屋の棚の裏側から。覗いてみると、風を切るような音とともにKさんの髪の先端が切れた。それからずっと何かが覗いていたという。それがトラウマとなって今も「隙間」が怖いと話す。






2作目は、外出したはずの母親が庭にいた。室内から庭にいる母親を見ていると、あまりに直立不動でおかしい。すると、玄関から母親が帰ってくる。庭とリビングに2人母親がいるような状態を体験したKさんの不思議な経験が描かれる。Kさんシリーズのなかでも、第2話、3話は特に読者も混乱してしまうラストが見もの。
作者の佐藤さんは、「自分の中で『こういうホラーが観たい(読みたい)』という感覚があるのですが、あまり見かけないため、自分で描けたらいいなと思ったことが制作のきっかけです。あとで自分が読んでもゾクゾクするような表現ができたらなと思って描いています」と話す。じわじわ襲ってくる怖さに「ゾッとして鳥肌が立ったのは久しぶり。本当に怖い」「不気味で不可解でとてもよかった」などのコメントが届く。佐藤さんはほかにも『松木さんち』など、ある家族の怪異現象を描く。
取材協力:佐藤
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