【実話】包丁を振り回して脅すDV夫!?暴力で流産&全治3カ月の妻が夜逃げを決断【作者に聞いた】

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された『夜逃げ屋日記』は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回はDV夫が登場する作品を紹介するとともに、著者に本作に登場するDV夫についても話を聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

今回の依頼者は小倉ヒメカさん(24歳)。元ボクサーの夫が暴力を振るい、ヒメカさんは全治3カ月の大けがを負ってしまう。今回は勾留明けの夫が在宅中に警察が同行のもと、夜逃げ屋スタッフがヒメカさんの荷物を回収して移転先へ搬送をする。

自宅のインターホンを何度も押すと、夫が怖い形相でようやくドアを開ける。荷物の運搬中、夫は『ヒメカ連れてこい!』などと大声で叫ぶ。ヒメカさんがいないことがかなり不満なようだ。

すると夜逃げ屋スタッフのビッキーはキッチンでコーヒー缶を開けると、中に入っている一枚の封筒を胸ポケットにしまう。その様子を見た夫は『その女は盗人だぞ!』などと言って包丁を振り回し始める。夫はすぐに警察に取り押さえられ、運搬も無事終了。

社長たちはトラックで移転先へ向かい、宮野はビッキーに連れられて電車で海へ向かう。2人は浜辺のベンチに座ると、ビッキーは封筒から胎児のエコー写真を取り出す。

ヒメカさんは当時妊娠していたが、夫の暴力で流産をしてしまったという。その事実を一人で抱え続けたが、自分ではどうしても写真を捨てられなかったという。

そこでビッキーが夫に知られないように写真を捨てることになったのだ。その話を聞いて驚きを隠せない宮野であった。
――夫はヒメカさんにかなりの暴力を振るっていたようですね。同じ男性として宮野さんはどう思われますか?
自分を信じてずっとついてきてくれた女性なわけですし、お互いにしかわからないことがあるとはいえ、これだけ暴力を振るうのは怒りを通り越してなんだか情けなく感じました。
「夜逃げ屋日記」は待望の第4巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(
前編
/
後編
)も実現。夜逃げ屋に興味や関心がある人は、この機会にぜひ一度読んでみて!
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)
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