バーチャルライバーユニット「ROF-MAO」がKアリーナ横浜を沸かせた!「ROF-MAO 2nd LIVE - Limitless」レポート
2025年7月20日、Kアリーナ横浜にて、にじさんじ所属のVTuber、加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さんの4人ユニット「ROF-MAO」の2ndワンマンライブ「ROF-MAO 2nd LIVE - Limitless」が開催。約2万人を賑わす大盛り上がりの公演となった。
「ROF-MAO」は、グループYoutubeチャンネル登録者数が121万人(2025年7月末現在)を超える人気バーチャルライバーユニット。昨年4月に大阪城ホールにて行われた1stワンマンライブ「New street, New world」をしのぐ規模となるKアリーナ横浜を舞台に2ndワンマンライブが開催された。
1stワンマンライブのタイトルにもなっていたファーストシングル『New street, New world』から始まった本公演。バンド演奏が止み、4人のアカペラの声が響き、ワクワク感は最高潮でスタート。
続く『情熱的ボーイ』では、熱い夏にぴったりの明るい曲調と4人の息のそろったダンスに思わずくぎ付けに。
甲斐田さんの透き通った歌声から歌が始まる『ガム』は、配信でも「振付がかわいい!」というコメントがたくさん飛び交うほど4人のかわいらしい一面が引き立つ。そして口上とともに拳が突き出された『一撃』。生バンドと4人の歌声が重なり、力強さを感じる1曲となっていた。
4曲続けて披露したあとのMCでは、自己紹介と観客に配布された制御ライトブレスレットの話題で大盛り上がり。メンバーの指定した色に一斉に変わるライトの色がとても綺麗で、4人と観客との一体感を感じた。
そして、作詞作曲が綾小路翔さんでTVアニメ『最強王図鑑~The Ultimate Tournament~』のオープニングテーマでもある『勝利の歌~最強無敵ナンバーワン~』を披露。4人の掛け声とともに衣装がチェンジし、カジュアルな装いに。アップテンポでセリフもあるコミカルな部分と、サビのきれいな歌声がまさに“エモい”の一言。
既に大盛り上がりの中、加賀美さんのスペシャルメドレーの時間ですという一言に大きな歓声が!初めて4人でやる曲であるという『Follow Your Heart』からメドレーがスタート。『ラックハック』、『HANABI』、『Do or Die』、『Let’s Get The Party Started!』、『Challengers』、『前進宣言』、『ウィーアーポップスター』の8曲を続けて披露。それぞれの曲に合わせて全力で息の合った歌を披露する4人を観ていると、「ROF-MAO」というグループのパフォーマンスの幅広さに驚かされた。
さわやかな曲調である『Refresh.exe』では、不破さんと甲斐田さんのアニコブコンビで寄り添い歌うツーショットに大きな歓声があがる一面も。加賀美さんの「わたくしたちと一緒に踊っていただいてもいいでしょうか?」の一言から始まった『感情BONDING』では、前の曲から一転して4人のセクシーさが際立っていた。『Bring it on』はラップ調がメインの楽曲。体を揺らしながら全力で歌う4人の歌のうまさに圧倒された。間奏では着ぐるみROF-MAOの4人とろふまる4匹が登場するサプライズも。
10曲目の『布袋尊』は、日本テレビ系の情報番組『DayDay.』の4月エンディングテーマともなった楽曲。観音様や合掌のポーズや繰り返し歌われる「笑う門に福来る」というフレーズを聞いていると思わず運勢がUPしていく感覚に。
続く『AGATTA』では、衣装をチェンジしタオルを持って登場。シックな衣装でタオルを振り回しながら力強く歌う4人の歌声が響く。
そして、『Hands Up』は、サビでは透き通った高音パートもあり、ラップパートもあり、観客の手拍子とともに一体感のある盛り上がりとなった。
2ndライブも終盤を迎えて、「かっこいい大人に近づいた」「目標に近づいてきている」と語るメンバーたち。「表ではあまり遊んでいる風には見えないけど、めちゃくちゃ会っている」という言葉の通り、仲の良さがにじみ出ているパフォーマンスばかりであったのは間違いない。
ラストスパート13曲目は『知っている手紙』。「ありがとう」というフレーズの入った楽曲を思いを込めて歌う4人を観て、配信のコメントでも「ありがとう」の文字が並ぶ。そして本編ラストの『今日みたいに』は今までのアップテンポの曲とまったく印象の違うバラード。綺麗なハモりを交えながら一人ずつ高らかにそれぞれのフレーズを歌い上げ、深々とお辞儀をする「ROF-MAO」の姿に、大きな拍手が止まらなかった。
アンコールを待っていると、毎週木曜22時にROF-MAO公式YouTubeチャンネルでプレミア公開されている体当たり系バラエティ番組『木10!ろふまお塾』の収録の様子が突如放送。番組内で製作された甲斐田さんのソロ曲『古傷マーモット』、不破さんのソロ曲『哲学ニンゲン』の2曲を披露することが決まったが、甲斐田さん、不破さんの2人で加賀美さんとの手押し相撲など3つのチャレンジに挑戦し、1つでも成功すれば歌唱回避に。しかし、すべて失敗をしてしまい、楽曲を披露することに。
『古傷マーモット』では甲斐田さんのさわやかな歌声にあわせて銀テープが飛び出したり、一瞬体が光るなどのイジりもあり、『哲学ニンゲン』ではミカン箱に乗って歌う不破さんのシュールさ、たくさんのコール&レスポンスとアドリブで会場の観客も思わず笑顔に。
ソロ曲を挟みつつ、アンコール明け4人で歌うのは『I wanna! You wanna!』。衣装もチェンジし、「フッフー!」「オーライ!」という掛け声とともにノリノリの1曲を披露。しかし、途中で突然曲が変わり、YOASOBIの『アイドル』を歌い始める加賀美さん、不破さん、甲斐田さん。観客も大きな歓声を上げる一方、大きな声を出して驚いていたのが剣持さん。どうやらドッキリだったようで、3人を止めようと「おーい!」と必死に大きな声でうろたえつつ声をかけるも、途中で衣装がにじさんじの共通衣装に変わると大きな歓声が上がり、ダンスも歌も完璧にかっこよく歌い上げた。
ドッキリ大成功のあと、MCに入りライブTシャツに衣装チェンジ。『I wanna! You wanna!』のパフォーマンスに戻り、着ぐるみROF-MAOやろふまるたちも登場。着ぐるみたちのファンサービスに歓声も大喜び。
告知では、初めての海外ロケの動画が8月下旬に配信されることが発表。ダイジェストの様子だけでも、とても楽しそうで期待が高まる。
そして、ライブの感想を4人で振り返る。Kアリーナという大きな会場でライブできたことへの喜びや、4年続いているグループであること、次のライブへの期待、メンバーやファンへの感謝などそれぞれの思いを語った。
感謝の気持ちを込めて最後の曲。衣装チェンジし、『フルカウント』を披露した。未来に向かって前向きな気持ちで突き進む歌詞を熱く歌い、落ちサビではアカペラで綺麗な歌声を響かせ、ラストはバンドの演奏と合わせて溢れるばかりの歓声が上がった。
加賀美さんの終演アナウンスを聞きながらライブの余韻に浸っていると、まさかの「もう1曲だけやらせてください!」という一言に会場は大絶叫。ダブルアンコールの『DiVE !N』では、観客も一緒に踊り、最後は一緒にジャンプ。「高鳴る世界に一緒に飛び込もう」という歌詞にぴったりの一体感を見せた。
途中のMCでもメンバーが言っていたが、「ROF-MAO」はオリジナル楽曲が多い。
メドレーを含めると、披露された楽曲は27曲。うち26曲がオリジナルと、Vtuberでありながらも、もはやアーティストと言っても過言ではないだろう。
「誰からも愛される面白くてカッコいいユニット」を目指している4人だけあり、面白さもかっこよさも最上級だった2nd LIVE。今後の楽曲リリースやライブもさらに期待が膨らむ。
【セットリスト】
M1 New street,New world
M2 情熱的ボーイ
M3 ガム
M4 一撃
M5 勝利の歌~最強無敵ナンバーワン~
M6 2nd LIVE Specialメドレー
Follow Your Heart
ラックハック
HANABI
Do or Die
Let’s Get The Party Started!
Challengers
前進宣言
ウィーアーポップスター
M7 Refresh.exe
M8 感情BONDING
M9 Bring it on
M10 布袋尊
M11 AGATTA
M12 Hands Up
M13 知っている手紙
M14 今日みたいに
M15 古傷マーモット
M16 哲学ニンゲン
M17 I wanna! You wanna!
M18 アイドル
M19 フルカウント
M20 DiVE !N
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