【ちょい怖】手のひらに何か乗ってる?頭の重みだけでなく、顎やヒゲも感触までしっかりわかって…目の上にタオルを当てていてよかった【作者に聞く】
ウォーカープラス真夏のホラー漫画特集。今回は想像するだけで、ゾッとする話。かんさび(@kansabi_kk)さんの体験をもとにした『私の心霊体験っぽいもの』を紹介する。
手の上に何か乗っている。重みだけでなく、顎やヒゲも感触までしっかりわかる



日本の伝承に基づいた短編『アルマ骨董堂のふしぎ夜噺 』や『古書店ミチカケ 心晴れぬ日はいまを忘れてひとやすみ』など不思議でちょっと温かい話を描く、漫画家のかんさびさん。本作は、大学生のころの体験談。「当時は今よりもっと怪談が大好きで、本や動画を毎日のように見漁ってました。だから『からかいに寄ってきたんだよ』って、霊感のある友達に言われました」と、当時のことを話してくれた。


その日は深夜まで友達と飲んでいて帰宅が遅かった。シャワーを浴びて寝ようとするころにはもう明け方で、カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。かんさびさんは、暗くしないと眠れないタイプで、目元にタオルをかけて就寝。ふと目が覚めると、体が動かなくなっていた。目を開けてもタオルで周囲は見えない。そんな状態で気づく。自分の手に何かが乗っている、ということを。


一体何なのか?それを探ると、手のひらに男性のヒゲの感触。誰かの顔が正面にあるということがわかった。「そんなに好きなら自分で体験してみろっていう親切だったのかな?」と、かんさびさんは恐怖体験を振り返る。「あの人たちは、怖がってくれそうな人を選んでイタズラしに来ますからね」とのコメントにも「まんまと怖がり散らかしました」と、返す。


ときには怪異や怖い不思議な話も描く、かんさびさん。「『アルマ骨董堂のふしぎ夜噺 』には、日本の民俗学からヒントを得た物語を収録しています。また、同時期に『古書店ミチカケ』という本も発行されました。こちらは不思議な力を持つ店主が営む古書店の物語です。どちらの漫画もほっこりとした気持ちになっていただけるよう心を込めて描いています。少しでも癒やしになればと思いますので、ご興味のある人はぜひ手に取っていただけるとうれしいです」
取材協力:かんさび(@kansabi_kk)
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