猫の写真で「副詞」をマスター!NSC(吉本総合芸能学院)“伝説の講師”が手掛けた、笑えて学べる写真大喜利とは!?
普段の会話で当たり前に使っている「副詞」。けれど、何が副詞かすらすら挙げられない人も意外と多いのではないだろうか。「およそ」「もちろん」「とりあえず」…コミュニケーションに欠かせない副詞を、猫の写真とともに解説するユニークな書籍が『にゃるほど!コミュ力UP語彙辞典』だ。

SNSで人気のインフルエンサー猫たちを中心に、多彩なシチュエーションと仕草がかわいらしい猫の様子を、副詞を用いたキャプションで1ページずつ説明するというコンセプトの同書。著者はNSC(吉本総合芸能学院)の“伝説の講師”と言われ、お笑い芸人の麒麟・川島明さんや、かまいたち・山内健司さんなど多くの教え子が活躍している本多正識さんだ。笑ったり癒やされたりしながら、副詞の引き出しを増やし、場面や状況に合った使い方を学ぶことができる同書が生まれた舞台裏を、担当編集者に訊いた。
SNSの猫写真がヒントに生まれた「副詞」が主役の一冊
――「猫の写真」と「副詞の語彙辞典」を組み合わせるという、ユニークな企画のきっかけを教えてください。
副詞を含む品詞は、普段私たちがよく使う語彙なのにもかかわらず、当たり前の存在すぎて、ことわざや四字熟語などと比べて地味な印象をもたれやすい語彙です。でも選び方や使い方次第で、受け手の印象をガラリと変えることのできる奥深い語彙でもあります。
そんな品詞に興味をもってもらうきっかけとなる本が作れたらなと前から思っていたのですが、何せ地味なので真面目に扱っても見向きもされないだろうということは想像できました。そんなとき、SNSでおもしろい猫の写真におもしろいコメントを添えた投稿がバズっているのを見て、猫のおもしろかわいい写真に、品詞(副詞)を使ったひと言を添えるという、「写真大喜利」を思いつきました。

――著者に本多正識さんを起用したきっかけは?
本多先生は、これまでに1万人以上の芸人を指導したNSC吉本の“伝説の講師”とよばれる方で、ナインティナインや中川家、麒麟やかまいたちなど多くのスターを教え子にもつ、まさにお笑いのプロです。また、40年以上にもわたり、漫才や吉本新喜劇の台本などを手掛けてこられた言葉のプロでもあります。
本書は写真大喜利ということで、絶対に笑える内容にしたいという思いが強くあったのですが、それと同時に語彙辞典ということで説得力のある内容にしたいとも考えていました。「それを叶えるのは本多先生しかいない!」と考え、オファーさせていただきました。
――制作の中で、本多さんとの印象的なエピソードはありますか?
先生は、最初こそ「大喜利は大得意なので楽勝です」とおしゃっていたのですが、副詞を必ず使わなくてはいけないという特殊な大喜利に、感覚を掴むまでかなり苦労されていました。縛りが多い中での大喜利で、本当に大変だったと思います。結果、300本以上もネタを出していただき、そこから厳選したのが、本書掲載の111本です。
――SNSで人気の猫の写真を選んだ基準や、許諾を得る際に心に残ったエピソードがあれば教えてください。
まずSNS投稿を中心に、「おもしろい」「かわいい」「なんかいい」と思うものは片っ端からチェックして写真をためることから始めました。できるだけ自然体の猫写真を選び、構図や猫の種類などバリエーションが出るようにすることを心がけました。
その膨大な写真の中から、副詞と組み合わせて先生に大喜利していただいて、案が固まったら写真の許諾をとっていきました。ほとんどの方にご快諾いただけて、本当にありがたかったです。皆様の、猫への愛を感じました。

――麒麟・川島さんやかまいたち・山内さんからの推薦コメントは、どのような経緯で実現したのでしょうか?
麒麟の川島さんは大喜利のイメージが強く、またかまいたちの山内さんは猫を飼っていらっしゃったこともあり猫好きのイメージが強かったので、それぞれオファーさせていただきました。お二人とも、本多先生の教え子でいらっしゃることもあり、ご快諾いただけました。
――コミュニケーションの鍵として、数ある品詞の中からあえて「副詞」に注目した理由は何ですか?
副詞は普段私たちが無意識に、しかし驚くほどたくさん使っている品詞です。同じ意味合いの言葉でも、副詞のチョイスや使い方によって印象が全く変わってきます。そのおもしろさに気づかせてくださったのが、本書の監修をしていただいた石黒圭先生の『コミュ力は副詞で決まる』(光文社新書)という本でした。今、コミュニケーションに悩む方が多い中で、ぜひその副詞のおもしろさを知っていただき、普段のコミュニケーションに役立てていただければと思っています。

――猫の写真と副詞のキャッチコピーを組み合わせる上で、編集担当として最もこだわった点を教えてください。
何より「おもしろくて笑えること」にこだわりました。と言っても、笑いのツボは人それぞれなので、その部分にはかなり苦労しましたが、私と本多先生の笑いのツボが違ったので、そのバランスを探ることができ、結果、より幅広い方々に楽しんでいただける本に仕上がったのではないかなと思っています。
――この本をどのような読者に、どんな風に楽しんでもらいたいですか?おすすめの活用法があれば教えてください。
どこから読んでいただいても、どのように楽しんでいただいても構いません。猫の写真と大喜利だけを気軽にざっと楽しんでいただいてもいいですし、「ひとことアドバイス」までじっくり読んでいただいて副詞の奥深さに浸っていただくのでもいいと思います。気軽に楽しめる、また癒しのある内容を意識していますので、疲れたとき、落ち込んでいるときにもおすすめです。
――担当者様の視点から、この本の「一番の見どころ」「最大の魅力」を読者に向けてアピールしてください。
おもしろかわいい猫の写真とその大喜利で、ニヤニヤと、そしてクスッと笑いながら、副詞のおもしろさに気づき、学びを得られる1冊です。いろいろな表情の愛らしい猫たちとその大喜利をお楽しみいただけると幸いです。
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