宮崎ヒヨリと青山吉能、作品舞台でトークショー&初のセレモニアルピッチ挑戦!『フードコートで、また明日。』イベント密着レポート
TOKYO MXほかにて2025年7月から放送され、8月からはアンコール放送中のTVアニメ『フードコートで、また明日。』(略称『フドあす』。)。フードコートを舞台に、和田と山本、2人の女子高生によるゆるい放課後の会話を描いた作品だ。7月27日、和田役の宮崎ヒヨリさんと山本役の青山吉能さんが、本作の舞台となったイオンモール名取でのトークショーと、楽天モバイルパーク宮城でのステージイベントとセレモニアルピッチのため宮城県を訪れた。その模様を、ウォーカープラスが密着取材!独占インタビューとともにレポートをお届けする。

作品の舞台でトークショー!宮崎さん&青山さんが各話を振り返る
TVアニメ『フードコートで、また明日。』は、一見するとお嬢様のような雰囲気の和田とギャルのような見た目の山本、周囲からは話しかけづらい雰囲気の2人が、誰にも知られずショッピングセンターのフードコートでたわいもない話を交わす作品。作中ではイオンモール名取や最寄り駅である杜せきのした駅が実名で忠実に描かれている。

7月27日に行われたトークイベント会場は、和田と山本が毎日のように通うフードコートのあるイオンモール名取館内1階のなとりコート。1階フロアの観覧席はもちろん、2・3階の吹き抜けからも大勢の人がイベントの様子を見守る中、宮崎さんと青山さんは「名取のみなさーん!」と大きなあいさつで登壇した。真夏ということもあり、イベント時点で放映されていた第3話までのブレザーとは異なり、和田と山本の夏服姿を再現した出で立ちを披露した。

オープニングトークでは、宮崎さんが「杜せきのした駅から来た人は?」と会場に向け、質問。多くの人が挙手し、青山さんは「すごいじゃん!山本と和田じゃん!」と、駅からフードコートへ向かう作中と重なるファンの動きに驚きを見せた。また、アニメのカットとイオンモールの中を見比べながら、情景や描写が「かなり本物に近いというか」とアニメの再現度の高さを話す青山さんに「もう写真かと思いますね」と肯く宮崎さん。「早く(イオンモール名取の中)を見に行きたいです」と、キャストも舞台探訪にワクワクを隠しきれない様子だ。

トークショーでは、イオンモール名取内で実施されたコラボ施策を紹介した後、モニターに映し出される各話のカットとともに、第3話までを振り返るコーナーへ。
第1話では、和田の変顔カットを見て「この和田の顔が。なんだかけっこう困惑されている方もいらっしゃったとか」と、宮崎さんは見た目と裏腹なパーソナリティの和田を挙げる。青山さんは、ギャルだけどSNSをやっていない山本が放置アカウントのパスワードを「WADA1234」に設定していることが判明するシーンをピックアップ。「山本はSNSのパスワードを和田の名前にしているという……よさみ!よさみがすごい」と話す青山さんに、宮崎さんも「ちょっと妄想が広がるというか」と重ねた。また、第2話では、「山本が意外と涙もろい一面が見えたり」(青山)、「動物が好きで、犬とかでちょっと泣いちゃったところがあったり」と、2人は山本が垣間見せたさまざまな一面に着目していた。

また、和田と山本以外で初めて名ありのキャラクターとして同級生の「斉藤」の話題も。顔が映らない分、とりわけ声が記憶に残るキャラクターで、宮崎さんは「皆さん第3話ご覧になりました?斉藤さん、すごくないですか?その、エンゼルボイスが」と、ギャップを強調。青山さんも「天使すぎるよね」と同意し、「かなり話に聞いたのと違うぞって」「でも言葉遣いはけっこう悪い」とキャスト2人から見た斉藤の印象が語られた。
その後は、トークショー後に行われる楽天モバイルパーク宮城でのセレモニアルピッチの話題に。2人とも特注のユニフォームで初の体験となるセレモニアルピッチに臨む。その一方、「本当に届くんだろうか。私、ソフトボール投げの体力測定の記録6メートルだから」と不安ものぞかせる青山さん。宮崎さんは「私、3メートル」と明かし、2人合わせてもホームベースまでの18.44メートルに満たないことが判明する一幕もあった。
イベントの終わりには、作品のファン、そしてイオンモール名取を訪れた多くの来館者に向け「『フドあす』という作品の空気感をめちゃめちゃ感じられる30分だったんじゃないかなと思うんですけど。作品でもゆるゆると、女の子2人が喋りながら食べながら、なんの問題提起もしていない、本当にのんびりとした作品をお届けしておりますので、今後ともぜひよろしくお願いします」と呼びかけた。

「ノーバウンドが目標」初のセレモニアルピッチの出来栄えは?
その後、名取をあとにした2人は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・楽天モバイルパーク宮城へ。セレモニアルピッチ直前に行われたステージイベントでは、宮崎さんが「114」、青山さんが「1021」と、それぞれ和田と山本の誕生日を背番号にした特別なユニフォームで登場。宮崎さんは「仙台も宮城県もこの機会に初めて来させていただきました。ありがとうございます」と、あいさつで感謝を述べた。

一方の青山さんは、かつて仙台を舞台にした別作品に出演していたことから、宮城には「ちょっと数えられないくらい足を運んだことが」あり、球場での国歌斉唱の経験もあると話す。そして久しぶりとなる光景に「また帰ってこれてうれしいなって気持ちです」と感慨を口にした。
投球練習を振り返り「スタッフの方とちょっと練習して、どんな球を投げても『ナイスピッチ!』って言ってくれるから、もう『ええか!』と思って」(青山さん)、「自信になりました」(宮崎さん)と笑いを誘う2人。MCから、セレモニアルピッチでは「ノーバウンドが目標」が通例だと振られると、宮崎さんは「目標は高く」とノーバウンドを宣言した。

そしていよいよ、セレモニアルピッチ本番へ。マウンドに立ち、宮崎さんは「今日は楽しんで頑張りたいと思います!」、青山さんは「今日は晴れてよかったです。勝ちましょー!」とメッセージを送った。


ボールを受けるのは、楽天の伊藤裕季也選手と渡辺佳明選手。満面の笑顔で投じた2人のボールは、青山さんが見事なノーバウンド投球。ボールの行方を見た青山さんは両手を高らかに掲げる。宮崎さんのボールはワンバウンドし思わず両ひざを押さえたものの、ボールは渡辺選手のミットの中へ。2人そろってのセレモニアルピッチは大成功で、観客からの大きな拍手の中幕を下ろした。
宮崎ヒヨリさん・青山吉能さんにセレモニアルピッチ直後インタビュー

終了直後の2人に、ウォーカープラスは独占インタビューを実施。セレモニアルピッチの感想を訊ねると、宮崎さんは「ドーパミンが出ていて、あんまり覚えてないです。それぐらい本当に楽しくて。熱気に包まれて、すごく貴重な経験をさせていただけたなと思います、青山さんは「私も全く記憶がございません。でも本当に楽しかったです」と、2人とも興奮冷めやらぬ様子。
投球の出来栄えについては「なんだかいい音した気がするんですよ。プロの方ってどこに投げてもいい感じにキャッチしてくれてありがたい」と青山さん。「どうだった?」と訊ねられた宮崎さんは「楽しかったです」と答え、青山さんは「楽しかったら出来栄えなんて大丈夫なんです」とまとめた。
名取、そして仙台と宮城県内を巡る1日を振り返り、「もうすでに『また来たいな』って思います。いろいろすてきなものがあると思うので、おいしいものもいっぱい食べて観光したいな」と話す宮崎さん。青山さんはなじみ深い宮城への再訪に「本当に変わらないものもあれば、変わっているところもあって。まだまだ知らない名取、仙台、宮城がいっぱいあるんだなと思ったので、私もあらためてプライベートで遊びに行きたいなと思いました」と語った。
最後の質問に、『フードコートで、また明日。』という作品がもたらした名取、そして宮城との縁についての思いを2人に訊いた。
「私は『フードコートで、また明日。』で初めてメインキャラクターを務めさせていただいて、それだけでも本当にありがたく、すごく大事なご縁だなと思っています。舞台である宮城でしたり、イオンモール名取さんでしたり、楽天さんともこうして関わらせていただいて、その一つひとつを大切にしていこうと思いました」(宮崎さん)
「舞台になっているイオンモール名取さんに2人がいたように、休日にモバイルパーク宮城に2人が遊びにくるみたいなことも、きっとこの作品の中だったら全然あるなって思います。『この球場飯は!』なんて言っている和田を想像するだけでも楽しいので、この土地にキャラクターが本当に生きているんだな、というのを感じてうれしく思います」(青山さん)
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