ダイエットのために散歩をしていたら「徘徊」と間違えられた?「ひとり歩きは危険だから歩かない」と屁理屈をいうおばあちゃん【作者に聞く】
“最強おばあ”の孫である、きよまろさん(
@sobomiyako98
)が描く『祖母みや子100歳~年を取るって楽しく愉快だ!~』を紹介するとともに話を聞いた。
「年を取ったら、笑うしかない」が名言!祖母の話をすると皆が笑顔になり、元気になっていく


「年齢が故に膝と心臓が悪いのですが、言いたい放題、毎日を自由に過ごしていました」と話すのは作者のきよまろさん。みや子さんの孫にあたる。本作の主人公みや子さんは、「大正生まれ。関東大震災、東京大空襲を経験。38歳のときに夫が40歳で亡くなり、肝っ玉母ちゃんであり、私の祖母です。機転が利き、流行ものが大好きで学ぶことを好んでいました」。
何度も病院に運ばれ、「今夜が山」と言われたかわからない。その度に目覚めたみや子さんは、「三途の川は、もう六文銭じゃ渡れない」と、笑いに変えた。


漫画を描いたきっかけを聞くと、「私は医療の仕事をしていて職業柄、高齢の方に接する機会が多いのですが、祖母の話をすると皆が笑顔になり元気になっていくんです。その様子を見て、漫画にして周囲に配り始めたのがきっかけです。Xで祖母のことを呟いたら6.8万いいねを獲得したこともあり、やっぱり祖母は普通じゃないのかもって思いましたね(笑)」ときよまろさん。


医師に散歩をすすめられていたみや子さん。筋力保持とダイエットを兼ねて夜歩いていると、お巡りさんに「おばあちゃん、名前言える?住所わかる?」と声をかけられた。みや子さんは、孫でもない人におばあちゃん呼ばわりされて腹が立ち、「おばあちゃんじゃないわい!」と噛みついたすると、お巡りさんは慌てて、「おじいちゃんでしたか、失礼しました!」と青ざめたという。




「祖母は『年を取ったら、笑うしかない』が口癖だったんです。超ポジティブメイカーだった祖母の言動が超高齢社会の中で誰かの元気につながればよいなと思います」。漫画を通して、みや子さんのパワフルさ、寛大さが伝わるようなエピソードが散りばめられている。
今を生きる老若男女を元気にする100歳まで生きた“最強おばあ”、祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、歳を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。
取材協力:きよまろ(@sobomiyako98)
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