【妊活】「できても、できなくてもいい」当事者意識のない夫にうんざり!自分だけ子どもが欲しい夫婦の温度差を描く【著者に聞く】
妊活を始めたものの、今月も生理がきた。妊娠検査薬を試したあとに生理がきたせいで落ち込みも激しい。「病院に行こう?」という妻に対して、夫は「できても、できなくてもどちらでもいい」というスタンス。そんな夫婦の温度差を描いたチャン・メイ(@masondixon402)さんの創作漫画『月と太陽』を紹介するとともに制作の経緯など話を聞いた。
「まだ2人でもいいと思っている」夫。欲しいと思ってからじゃ遅いかもしれないのに…



本作の『月と太陽』は、「そろそろ子どもが欲しい」サエと「まだ2人でもいいと思っている」トシの夫婦を描く。制作のきっかけはチャン・メイさん自身が「不妊治療をしていたタイミングだった」という。不妊治療で1番大事なのは夫婦の温度感だと思ったので、妊活というテーマで起きやすいすれ違うカップルを描いた。「妊娠にあたり、自分が女性として果たすべき責務にちょっと息苦しくなってしまうことってあると思うんです。この漫画がそういうネガティブな雰囲気になるのは嫌だなーと思って、なんとなーくサエとトシは中性的な容姿で描こうと思いました」と、チャン・メイさんは本作を描くうえでこだわったところを話す。




サエは、トシの「できても、できなくてもどちらでもいい」というスタンスが気に入らない。自分だけが赤ちゃんがほしいような温度差がずっと気にかかっていた。簡単に妊娠できるわけではないし、年齢というリミットもある。今月もまた生理がきてがっかりしたサエは、勇気を出して「病院に行ってみない?」とトシを誘った。すると、トシは「付き添いってこと?もちろん行くよ」と、不妊の原因が女性側にしかないような態度でさらに傷つく。



本作には8000を超えるいいねが集まった。「たくさんのコメントをありがとうございます。今、制作中の漫画も共感性の強いテーマで描こうと思っているので、よければフォローして待っていただけるとうれしいです」とチャン・メイさん。
チャン・メイさんはほかにも、熱を出して修学旅行に行けなくなった高校生の話や飼っていた犬が虹の橋を渡ったときの心情を描いた『今日の夕方にはお別れです。』などを描く。
取材協力:チャン・メイ(@masondixon402)
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